【感想】全集 日本の歴史 第3巻 律令国家と万葉びと

鐘江宏之 / 小学館
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • とらねこ

    とらねこ

    飛鳥時代から奈良時代ぐらいまでの
    日本が国家体制を少しずつ作り上げていく期間を取り上げている。
    政治関係は最低限しか書いてないので、
    事前にある程度教科書的な知識を入れておかないと困るかも。
    当時の人々がどうやって暮らしていたのか、このあたりが細々書かれていている。
    遣隋使、遣唐使を経て、日本が試行錯誤しながら
    国として形を整えていく感じがよく分かる。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.13

  • maimai1012

    maimai1012

    飛鳥、奈良時代の400年は、日本という国家が確立し、整えられていく時代。暦や文字、年号が使われ、国による支配体制が確立していったのがこの頃。

    仏教が朝鮮半島から伝わり、東アジアとの外交かが始まったのもこの頃で、現代にも生きているあらゆる制度や仕組み、技術が生まれた。

    遠い過去の歴史を紐解き、原点を知るのに役立つ歴史が記されている。
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    投稿日:2017.03.13

  • skydrive

    skydrive

    中央図書館で読む。再読です。前回、どこで読んだのか記憶がない。このシリーズは、珍しく読破できそうです。この手のシリーズものを読破したことはありません。その意味で、非常に珍しいです。それだけ、暇なのでしょう。興味を持ったのは、日本の官僚制です。歴史の教科書では、内発的な理由で、官僚制は整備されたと指摘されています。しかし、この本は別です。外交交渉のためだと指摘している。対隋交渉は失敗しました。何故ならば、国内制度が未整備だからです。官位すらないのです。どんな権限があるのかすら分かりません。隋から見れば、文明国ではありません。そのため、日本は、官位を整備しました。その官位も、時代とともに、変化しました。最初は、韓国風でした。これは、韓国の影響が強かったからです。それに対して、中国風になります。交渉相手が変わったからです。こう考えると、格式の意味が理解できます。律令は建前に過ぎないのでしょう。続きを読む

    投稿日:2012.09.22

  • ashitanotamago

    ashitanotamago

    後発の日本の通史のシリーズだけに、意欲的な巻が続く。

    律令制=官僚制国家の土台となったテクノロジーである文字・暦・歴史から話を始め、東アジアの交流史や民衆史等を横目に見つつ、当時の社会状況を描く。

    「国家」の成立過程とその変容を、いかに政治史上の固有名詞に頼らずに叙述するか。わたしは著者の目論見は、成功しているように思えた。
    続きを読む

    投稿日:2012.03.22

  • まろまろ

    まろまろ

    奈良時代あたりを中心に当時の人々の生活文化を中心に描いている。個人的には当時の政治状況が知りたかったから、ちとミスマッチだった。

    投稿日:2011.05.05

  • どんべぇ

    どんべぇ

    扱っている時代は5世紀から9世紀まで。
    歴史的な出来事や人物を特に取り上げたわけではなく、この400年で人々がどのように変化していったのかと言う点を説明してます。
    史料のみならず、発掘された考古遺物の写真もしようされ、当時を生きた人々の息遣いが聞こえてきそうな内容です。続きを読む

    投稿日:2010.07.10

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