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帚木蓬生 / 新潮文庫 (23件のレビュー)
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bauasano
居合いの剣でヒトラーを魅了し、護衛に選ばれた日独混血の駐在武官補佐官。だが、祖国・日本は、そしてもう一つの祖国・ドイツは彼の思いとは別の道を歩んでいた。第二次大戦下のドイツを舞台に描く、ヒューマン・サ…スペンス。続きを読む
投稿日:2023.11.12
帆掛船
「強い者はひとりでも生きていける。弱い者には手を差し伸べなければいけない。とくにこんな時代にはね」 2019/11/4読了 作品の舞台ナチスドイツが跋扈した1930-40年代。ただ、「こんな時代」は…、そっくりそのまま現代にも当て嵌まると思って引用した。続きを読む
投稿日:2023.09.24
Yurico
東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたものだという。この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男の数奇な…人生を物語っていた―。1938年、ベルリン駐在武官補佐官となった日独混血の青年、香田光彦がドイツで見たものとは、いったい何だったのか。続きを読む
投稿日:2021.01.21
さおりん
私の、初めての、帚木蓬生。 二次大戦中のドイツが舞台。 帚木蓬生の、歴史小説のなかでは、私的1番かも。
投稿日:2019.05.07
todo23
作品中にも出る「正義は弱者にある」そういう視点から書かれた小説です。 相変わらず帚木さんらしい抑えたれた丁寧な文体で、ナチスによる迫害や戦争の悲惨さが次々と冷静に語られていきます。声高でも押し付けで…もないヒューマニズムです。 近年発見された日記という形式で語られるのも、リアリティを生み出すのに成功しています。そして、終わり方も上手く余韻を残しています。 やや冗長な感もありますが、「三度の海峡」と並ぶ作品だと思います。 続きを読む
投稿日:2017.11.16
yk
理性の眠りが怪物を育てる、第二次世界大戦のドイツを舞台に期待を裏切らない一冊。歴史と事実は違うからこそ、魅せられる。
投稿日:2017.05.07
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