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竹内整一 / ちくま新書 (19件のレビュー)
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あるふれっと
テーマが面白い!と思って手に取ったが、小難しいことがいっぱい書いてあった。別れの挨拶は世界的にも3つに分類(①良い別れ系②再会系③神のご加護を系)されるらしいが、「さようなら」はどれにも当てはまらず、…この独特の別れ方から、日本人独自といえる文化を見つけだそうとする試み。「そうならざるえないならば」という諦観と、受入れる心、文章や会議の最後に「以上です。」と付け加える風習との類似性から探っている。面白いが小難しい。続きを読む
投稿日:2019.07.24
きなこ黒蜜
昔「さよならは別れの言葉じゃなくて~♪再び逢うまでの遠い約束~♪」という歌があったけど、やっぱりさよならは別れの言葉なんだなあ、と思った。「再び会う」期待や祈りは込められていない。花は散る、人は死ぬ、…諸行無常。「さらば」「さようであるならば」さようなら、なのだろう。いろんな人の死生観なども語られているが、特に十返舎一九の辞世の句、志賀直哉や吉田兼好が印象に残っている。続きを読む
投稿日:2018.03.15
ジジ
一般に世界の別れ言葉は、「神の身許によくあれかし」(Goodbye)か、「また会いましょう」(See you again)か、「お元気で」(Farewell)のどれかである。なぜ、日本人は「さようなら…」と言って別れるのだろうか。語源である接続詞「さらば(そうであるならば)」にまで遡り、また「そうならなければならないならば」という解釈もあわせて検証しながら、別れ言葉「さようなら」にこめてきた日本人の別れの精神史を探究する。続きを読む
投稿日:2016.02.24
shuto0525
世界の別れ言葉は、一般的に、「Good-bye、Adieu(=神があなたとともにあらんことを祈る)」、「See you again、再見(=再び会おう)」、「Farewell、安寧ヒ ゲセヨ(=お元…気で、安らかに)」の3つに大別できるが、日本語の別れ言葉「さようなら」はどれにも当たらない。「さようなら」は、「さらば」あるいは「しからば」という言葉で、もともとは「そうであるならば」という接続詞なのだ。ではなぜ、日本人は別れ際に「そうであるならば」と言うのか。そして、この別れ方が一般的ではないなら、それは日本人のどのような世界観を映し出すものなのか。 この問題を、とりわけ死生観の次元で検証したのが本書だ。「サヨナラダケガ人生ダ」とうそぶく日本人の持つ無常観の源泉を探りながら、その精神史を別れ言葉によって探求した一冊。続きを読む
投稿日:2015.11.26
歌猫
「さようなら」とは不思議な言葉だ。 左様なら、なんなのか。ずっと疑問に思っていた。 これが別れの挨拶として、定着するに至るまでどのような経緯があったのか、それを考えるヒントにこの本はなる、と思う。 か…つて文章の中で、文学の中で、この言葉がどのように使われてきたか、ということはよく研究してある。 美しい言葉である。「さようなら」。 この言葉によって日本人の精神性がわかるか?答えはNOだ。 挨拶はどのような場面で使われるか、それがどのような心持ちであるか、は、自由であるから。 ゆえにこの本ももう少し違うアプローチなら、よりよかった。 内容は大変興味深いので一読の価値はある。続きを読む
投稿日:2015.06.12
harino
数年ぶりに再読。タイトルだけで買った記憶があるけど、きらいじゃない感じ。きちんと理解してない部分もあるけど、個人的には「もの」「こと」のあたりが特に興味深かった。
投稿日:2013.12.26
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