【感想】資格を取ると貧乏になります

佐藤留美 / 新潮新書
(28件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • nyonboo48

    nyonboo48

    「資格を取る→貧乏になる」というロジックの説明(つまりどんな資格だとしても取得することは貧乏になることにつながるという論理)を期待したが、資格と言っても士業の資格の話だった。数年前の時点で弁護士や公認会計士や税理士の仕組み自体が破綻してて、そのことは公然の秘密になっているとはね。本書には書かれていないけれど、これからAI時代の到来やマイナンバー制度が本気で運用されたら消滅しそうな仕事ばかり。そういえば、本書でTOEICよりTOEFL押しだったけれど、『自分の半径5mから~』の学力の項で書かれていたのも英検でもTOEICでもなくTOEFLだった。続きを読む

    投稿日:2018.11.24

  • dekadanna

    dekadanna

    手に職を付けるという言葉は昔からあるが、その意味をよく考え直させられた書だった。難関で、かつ高給を取れる資格と思っていた弁護士、公認会計士が今や、生活保護を受けねばならないほどの低収入の人が20%は存在することに衝撃を受けた。イソ弁、軒弁、野良弁までは知っていたが、即独宅弁(修行できなくて、家で即独立)となっているとか、司法修習が期間短縮され、さらに給費もなくなっているとのことで、日本の法曹会の将来は大丈夫なのかと不安になってしまった。社労士ベテランによる新人社労士への開業セミナー(通称、ヒヨコ食い)にも、やるせなさを感じた。結局、こうした政府に既得権として守られている資格はその守り主から裏切られるとこうなるという典型と思った。何事も、人に頼る前に、自分を信じ、自分で覚悟して生きていくことが必要なのだなと改めて思う。最後の章の資格を取る人へのアドバイスは非常に参考になるが、一歩引いて考えると、単なるフリーランスの人へのアドバイスと同じだなと思った。続きを読む

    投稿日:2018.11.12

  • bqdqp016

    bqdqp016

    社会派のライターによる国家資格についての本。弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士の資格保有者の実態について書いている。定量的なデータはほとんど示されておらず、ライターらしく聞き取り情報を基に結論づけているため、学術的ではないし論理的でもない。したがって説得力がないのだが、実態としての一面は理解できる。内容は薄い。
    「ロールクールは本場アメリカでさえ、とうのとっくに破綻危機に直面しているのだ」p31
    「旧司法試験では、上位者と下位者の点数の開きはさほどありませんでしたが、新司法試験の点数のばらつきは凄まじく、司法試験成績上位者は、上位校の成績上位者が独占している。だから、大手の採用は、トップスクール出身の成績上位者を採るだけ」p48
    「以前、東大の学生と話す機会があったのですが、その中に、司法試験に受かれば年収数千万円の未来が約束されていると思い込んでいる学生たちがいました。だが、現実には年収数千万円の弁護士など、いわゆる四大事務所のピラミッドの頂点、パートナーくらいなものでしょう。四大法律事務所に所属する弁護士がざっくり1500人、その中でパートナーにあたる弁護士が1/3くらいとすると、500人。日本には弁護士が約3.3万人いますから、四大事務所のパートナーになれるのは、その中の1.5%程度です」p49
    「合格後、監査法人で2年間の実務を行い、修了考査に合格して初めて資格が取得できる。ところが、監査法人に就職できず、実務経験を積めないために、資格取得ができない人が急増している。2010年の合格者で就職できなかった人は53.2%、11年は46.1%もいて、11年末時点の待機合格者数は1300人にのぼる」p82
    「国税庁に23年以上勤務し一定の要件を満たした人、公認会計士、弁護士は「試験免除者」となり無試験で税理士になれる」p107
    「一般的に、公認会計士試験にパスするには平均3600時間、税理士は2500時間の勉強が必要だという」p179
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    投稿日:2018.11.04

  • ドラソル

    ドラソル

    弁護士や会計士などの、いわゆる稼げると言われる資格について切った一冊。

    いわゆる士業と言われる資格でも安泰ではないということを知ることができた。

    投稿日:2018.03.18

  • onmr

    onmr

    資格を取ると貧乏になります
    →なりません。

    弁護士等、士業の話がメイン。
    他、TOEIC至上主義等。

    筆者の頭の悪さ、勉強不足が目立つ本で、読んでいて気分の良いものではないです。

    投稿日:2017.12.05

  • aya00226

    aya00226

    日本では本人訴訟が7割を超えている。
    法学部の不人気で、文科二類のほうが人気が高い。

    法科大学院では、問題漏洩事件以来、答練をやらない。その分予備校に通うのはあたりまえ。

    あなたのせいだ、と指をさすと3本の指は自分を指している。

    クラウドサービスFreee。グーグル出身者が開発した。
    etaxs。税務申告を代行。

    箔付けのために集団で本を出す。

    地方の空白地帯を目指す。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.22

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