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斎藤純 / ハヤカワ文庫JA (8件のレビュー)
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総合評価:
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takahiro
読み始めは古臭くてB級小説の印象でしたが、そんなことはなく予想外の面白さでした。使われる自転車はスポーツサイクルではありませんが本格的なロードレースの物語として違和感はなく、加えて近代化前の日本の社会…情勢や参加者の人間模様が描かれていてとても楽しめました。最後の和田峠の80ページは迫力十分、情景が目に浮かびました。醜い権力者やスポーツ団体が、2016年の現在と全く変わりなく80年前もオリンピックの利権に群がっている様子はお笑いでした。続きを読む
投稿日:2016.12.11
sutchy
数多い登場人物が皆、腹に一物抱えている。 その利害が一致すれば協力し合うところなんかはロードレースっぽい。 ラストはガシャガシャと終わり、まとまらなかった感が強いが、それでも面白い作品だった。
投稿日:2015.02.24
ヤツハシ
面白かった。 登場人物も多く、場面展開も多いが混乱なく読み進められる。そしてそれが自転車レースのスピード感として感じられ臨場感が増している。 読後も爽やかで本当にレースを見ていたかのよう。 良作。
投稿日:2012.05.07
ウェルズ
正直なところ、自転車レースの描き方にはやや不満が残ります。下関から青森まで本州を縦断するという壮大さには心惹かれるものがあるものの、自転車がレース用でない、出場選手の多くが一攫千金を狙った素人である…が故にレースとしての質が落ちてしまう。しかしこれも、昭和9年の日本という設定を考えればやむを得ないところか。逆に、出場選手の多士済々ぶりが、それぞれの背負う人生を描くうえでプラスにもなっている。レースの推移を物語の軸としながら、カットバックの手法で、レースに係わる人物の人生を活写するところに妙味がある。サイクリストならずとも読んでいて血が沸き立つ小説であろう。続きを読む
投稿日:2011.02.09
rikami
上巻で無機質に感じられた主人公が次第に人間味を増してくる。チームメイトの過去、芽生える友情と助け合いの心。そして終盤のレース展開は本当に手に汗握ります。 途中、宮沢先生が出てきたときは本当にびっくりし…ました^^続きを読む
投稿日:2010.06.12
takeapple
最後、レースが中断してしまうのが残念、どうせなら最後までやってほしかったなあ。もし、今もこういう日本を舞台にした本格的なステージレースがあったら面白いと、去年のパリ〜ニースをみながら思いました。
投稿日:2009.03.07
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