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山崎豊子 / 新潮文庫 (22件のレビュー)
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総合評価:
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陽子の本棚
山崎豊子氏の作品はスケールが大きく、大作の印象だけど、初期の頃のだけど、素晴らしい読みごたえのある内容だった。 戦前中後をダンディに生き抜いたクラタ氏の、パリでの様子、戦争中も文学と芸術、パイプを愛し…た男、調べて書くという彼女の才覚溢れる作品だった。続きを読む
投稿日:2021.11.13
lisainu
このレビューはネタバレを含みます
山崎豊子さんの短編集。 "ムッシュ・クラタ"は、フランスを偏愛するクラタ氏の死後、氏を知る人たちへのインタビューを通じて、クラタ氏の生きざまを描いていくストーリー。 クラタ氏はフランスへのこだわりが強すぎて、仕事で派遣されるときに妻子も帯同しない。戦時中、生活が苦しくても本だけは売らず、ダンヒルのパイプを吸い続けるなど、自身のこだわりを貫く、ある意味"ダンディズム"を通した。 でも、もし自分の父親や夫がクラタ氏みたいな人だとツライ。 4編の短編集だが、残りの3編は、話の展開に救いがなく、読後感が悪い。
投稿日:2021.10.07
草浪千都子
今更の山崎豊子であるが抜群に面白かった 淡々と語られているのに引き付けられるのは何故だろう 入り口は個性的な男の物語であるが 実は女性の生き方の話で 現代には通らない女道を辛く表現している 自分の居場…所は自分で作る 見事な女たちに感心する続きを読む
投稿日:2021.08.12
あおたん
大好きな山崎豊子さんの中、短編集です。 大阪の商人の生活や男女の艶かしい話を書くのが上手。社会派な小説家のイメージが強いけど、長編の有名な作品たちだけでなく、短編や中編も違った路線で面白いので読んでみ…てほしい。続きを読む
投稿日:2020.04.10
ぽっぽ
収録作品 *ムッシュ・クラタ/晴れ着/へんねし/醜男 表題作『ムッシュ・クラタ』は著者の実際の出来事を元に紡がれたお話かな?という印象を受ける。 ***** “私”は以前職場で要職についていた倉田玲氏の訃報を新聞の紙面にて知る。 フランス料理店でフランスの詩について、歴史、文化、雑学-日本人である彼がたっぷり語ったこと、ダーク・スーツに帽子と手袋を装着して出勤し、仕事中はパイプをいつもくゆらせていたこと…そんな彼の姿が頭にあったが、通夜で訪れた彼の住まいはいつもの彼のイメージとは程遠い、こじんまりとした慎ましい家屋であった。 この差異から倉田氏という人物そのものにひかれる“私”。 10年経った後にふとしたきっかけからその想いを再燃させ、取材へ乗り出すのであったが…。 ***** “私”や職場でのみ倉田氏と付き合っていたような人間が抱く、派手好きだとかキザだとかカッコつけだとか、そういう印象がぐるりと角度を変えてゆく様が非常に面白かった。 取材対象者が入れ替わってゆく度に倉田氏の“私”が知らなかった生き様が見えてき、氏がいつも大切にしていた揺るぎのない信念が見えてくる。 そこから見えてくるのは着飾ることが好きなただのフランスかぶれの男性ではない。 読み始めと読み終わり、“ムッシュ・クラタ”が浮き彫りになっていく過程が良い。 『晴れ着』、『へんねし』、『醜男』は少し雰囲気が違う作品。 現代物ではないけれど、読み始めると一気読み。『晴れ着』は切ないし、『へんねし』はちょっと怖い。 『醜男』は哀しい。 ラストは「宏め!」となってしまった。 ドロドロし過ぎないけれど、さらさらでもない、3作品。 『白い巨塔』などのメジャー作品はまだ読んだことがないので、そろそろ読んでみようかしら。
投稿日:2019.04.16
3つの木の本棚
ムッシュ・クラタ (新潮文庫) (や-5-22) 内容 : 過酷な状況にあっても誇りを失わなかった男「ムッシュ・クラタ」、 著者 : 山崎 豊子 2017/4/18 読み始める。 読み終…わる。続きを読む
投稿日:2018.11.11
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