【感想】暖簾

山崎豊子 / 新潮文庫
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
9
13
10
2
0

ブクログレビュー

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  • noguri

    noguri

    こちらの本も「花の連」と共に、図書館で。

    何とこの本が山崎さんのデビュー作なのか。
    昆布の商売の話とは、中々渋いチョイスですが、
    当時は大阪の商売としては主要な商材だったのかな!?
    親子二代に渡り、戦争などの様々な困難を乗り越え、
    商売を繁盛させていくストーリーは、
    時代背景こそ違えど、「商売の本質」が学べる良書です。

    過去に読んだ山崎さんの小説を総ざらいで読み直したくなりました。
    特に、「白い巨塔」とか「華麗なる一族」とか「沈まぬ太陽」とか。
    (この辺は、テッパンですよね。。)

    ※運命の人(一)~(四)
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167556065#comment
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167556073#comment
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167556081#comment
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/416755609X#comment

    ※女系家族〈上〉〈下〉
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/410110431X#comment
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101104328#comment

    ※花のれん
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101104034#comment
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    投稿日:2023.03.22

  • さけまぐろ

    さけまぐろ

    現代から見れば時代遅れな部分も多々あるかもしれないけど、仕事をする上での気持ちの根幹部分を教えてくれる作品だと思う。
    儲けを得る事の難しさや、時代の流れを考える事の重要性等何も考えずに働いちゃいけないと思った。
    明治、大正、昭和の大阪商人のど根性と言うかそう言ったものを見せてもらえる名作だと思う。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.16

  • ウシ

    ウシ

    戦後の動乱期、ビジネスモデルが激変する中で創意工夫する商人の姿は、時代は違えど、現代に通じるものがあると感じた。
    現代は戦後と同じくらい、激変期にあるのではないか。
    船場商人→戦争→統制経済→闇市→百貨店の台頭→ネットの台頭→百貨店の衰退→現時点続きを読む

    投稿日:2022.06.26

  • 寺嶋文

    寺嶋文

    2代に渡る大阪商人を描き、ビジネスのあらゆる場面を凝縮したような作品。
    小説ではあるけれど、ビジネス書としても読めます。

    下積み時代、毎日の単調なただのランプの煤掃除から、
    ランプが綺麗になれば昆布(商品)を美味しそうに照らすと語り、
    旦那様に魅入られ、丁稚から格上げされるというシーンがあります。

    有料の講習会に出席させても「何も身になることはありませんでした」とレポートを出す若手社員に読ませてやりたい!と思わず本を握る手に力が入りました(笑)

    話は変わりますが、昔の大阪を舞台にしたドラマとかで、
    「いとはん!」と小僧さんかなんかが呼ぶシーンがありますが、
    これまでずっと「イトさん」という名前なんだと思ってました(笑)
    「お嬢さん」って意味だったんですね。
    奥さんのことを「御寮さん」
    どちらも、この本で知りました。

    商売をやっていれば災害や戦争など様々なトラブルに見舞われます。
    今もコロナで苦労しているわけですが、先人達が困難に立ち向かう姿勢を読むと、きっと乗り越える道はある!と思える作品です。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.14

  • dango

    dango

    山崎豊子氏の処女作。

    大阪商人を主題にした小説はほかにもいくつか読んでいるが、一番ベースになるような基本のストーリーに接した気がする。

    がむしゃらな商人根性が、暖簾に裏打ちされた恥じない商いとしっかり通じているところが、純粋でまっすぐで読んでいて快適だった。

    生きる力を裾分けしてもらえるようなパワフルは作品だった。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.13

  • kamakurider

    kamakurider

    淡路島から15歳で大阪に出てきて、昆布店浪花屋に丁稚奉公。暖簾分けしてから、親子2代に渡って暖簾を守る奮闘記。古き良き大阪商人魂と言うべきか。

    投稿日:2022.05.06

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