【感想】若者はなぜ「決められない」か

長山靖生 / ちくま新書
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • アルゴン

    アルゴン

    本棚にあった場所から見て、3年前に読んだ本のはずなんですが、内容にまるで記憶がありません。たぶんよく分からないままに流し読みしたレベルだったのでしょう。というわけで初読扱い。フリーターが問題視されていた頃に、若者の歴史もふまえて書かれた本。フリーターが世間で騒がれているほど現代的で大きな問題でないと同時に、フリーターになるにはそれ相応の覚悟も必要であることが分かります。続きを読む

    投稿日:2012.03.10

  • mildland

    mildland

    フリーターに関しての本。なぜフリーターが多くなったのか、当時の仕事観や社会通念を説明し、前半は重点的にフリーターに焦点を当てて面白く読めた。
    でも後半は社会の現状・問題点をただ提示したり、筆者の好きな明治期の作家をあげて「この点はフリーターにも当てはまる」とリンクさせながら話が展開されていくので、少し冗長な文に感じた。後半少しつまらん。続きを読む

    投稿日:2011.12.15

  • mi-miko

    mi-miko

    このレビューはネタバレを含みます

    結構納得した。フリーターも派遣も正社員も辛いんですね。
    仕事をしなきゃいけなくなるのが怖くなりました。でもモラトリアムも怖くなりましたけど。

    仕事における給料とやりがいの話が一番面白かったです。「仕事とはなにか」について考察されている本をもっと読みたいと思いました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.11.23

  • edgeofguitar

    edgeofguitar

    現在の若者、特にフリーターに焦点を絞って、
    将来を決められない若者と言ったお話し。
    なぜフリーターがというと、フリーターは通過点であるという認識は
    共通の認識のようだからです。

    フリーターが正規雇用されずにフリーでいる理由は
    決められないことと。決めつけていること。
    によるものである。

    ちょっと前に流行った「自分探し」と言う言葉。ありましたね。
    自分らしい仕事探すという意味だと思うが、
    表現としてはおかしい。今存在しているのが自分であり、
    自分を探すという表現自体、自分ではない、
    イメージ上の他者を探していることになる。
    個人的には、そもそもこの言葉自体、当時の転職ブームを
    後押しするために企業が作ったキャッチーなフレーズに過ぎないと思ってる。
    それなのに自分に合った仕事が見つからないと言って、決めない。
    いい解釈をすれば、真剣に仕事と向き合っているとも言える。

    でもそれは本当に、定職に着かないということを認識してか?
    まず「好きなことを仕事にする」ということはどういうことか?
    「好きなことをし続けながら収入を得られる」という発想になってないか?
    端的な例は「いい音楽」と「売れる音楽」は全然違うのである。
    また社会的立場や収入を考えた上か?
    自営業とサラーリマンじゃ、年金、保険、退職金。全然違う。
    それはカードが作れる作れないとか低レベルな問題ではない。

    逆に「決めるつける」発想。
    サラリーマンは会社の歯車で嫌な人間関係に我慢しながら、
    居酒屋で愚痴る人生。そして休日も仕事の事を考え会社に束縛される毎日。
    そして退職したら、何も残らないつまらない人間。
    う~ん、それは自分次第でもあると思うだがなぁ・・・
    しかも会社だっていつ辞めたっていいんだ。バイトは辞めていいというのは、
    大きな間違いだ。そもそもオンリーワン的な考えが違う。
    社会的な役割の上で取り換えのきかない歯車(人間)なんていない。

    途中夏目漱石の文学作品の登場人物との比較が出てくるけど、
    かなりだれた。何十ページも使ってたけど、3ページぐらいにまとめて欲しかった。

    誰だって漠然とやりたい事や好きなことを仕事にしたいと
    思ったことがあると思う。
    だけどそれって、思うだけで、そうなるだろうと考えたことはない。
    いや、確かに夢のない少年でしたよw

    本の中でアニメのストーリーを作る人を夢見てフリーターを続け、
    親に反対されて歳を取って、それを親と年のせいにしてる人がいるのね。
    その人に対して歳とか親に反対されて駄目ならプロにはなれない。
    ってことが書いてあって激しく同意しました。
    中途半端に才能があると諦めのタイミングが難しいのは確かだけど、
    その世界でやればやるほど通じない、自分が凡人だってわかるでしょ。なんでも。
    まぁ自分がずば抜けて凡人だからってのがあるんだけど。
    だから、やるならそれなりに覚悟でな。ということでした。

    ちなみに自分みたいな優柔不断の人の為の本かと思って借りてきたんだけど(-_-;)
    続きを読む

    投稿日:2011.04.12

  • shuwa

    shuwa

    著者の主張は全体的にすこし悲観的な印象を受けましたが、共感するところも数多くありました。
    少子化や社会が衰退をすることを理由に、その人の生き方が制限されるべきではないという見方に賛成です。したがって、著者はフリーターという生き方を否定していません。その一方で、フリーターであり続けることのリスクを示し、若者が自分の希望と向き合って生きてほしいと締めくくっています。続きを読む

    投稿日:2011.03.14

  • tadasan

    tadasan

    古本屋で購入した本。「わかもの合宿」のテーマの参考資料にならんかと思って読んでみた。途中ちょっと間延びした感はあったが、著者のメッセージは伝わった。
    若者はなぜ決められないのか、また決めつけるのか?興味深い一冊。続きを読む

    投稿日:2011.01.21

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