【感想】いちばんうしろの大魔王ACT9

水城正太郎, 伊藤宗一 / HJ文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • domarin

    domarin

    皇帝・加寿子の話が結末を迎える第9巻。前巻の最後で大きく話が動いたのでまるまる一巻分話が続くとは思っていなかったが、上手くまとまっていて驚いた。

    シリアス展開になると作者の小難しい考えが入り込み過ぎて読みにくくなりがちだった本作ながら、今回はこれまでの積み重ねもあってかわかりやすくまとまっていた印象である。相変わらず各キャラの動かし方は巧いので、本作キャラのファンには魅力的な展開が多いと思える。シリアスな中でもラブコメ的な振る舞いを持ち続ける絢子や、他キャラとは少々異質な動きを見せる不二子、人造人間という特性を持つころねなど、安定感のあるキャラの活かし方が楽しい。その中でも一番今回の話のテーマに関わるヒロシの位置づけが、彼を主人公の様に捉えたとしても面白いほどなので注目して欲しい。

    今回の話で終わっても良いかと思えるほどの密度と話の規模だったにもかかわらず上手くまとめて更に話を続けているのが素直にすごい。次のシリアス展開も今回のような分かりやすさを期待したい所である。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.23

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。