【感想】思想としての全共闘世代

小阪修平 / ちくま新書
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • motoy0415

    motoy0415

    かじり読み。三島由紀夫との討論の映画を見て、あの全共闘の観念的で、まったく実務的でなく、ゆえに何ら役に立たないであろう世界観の意味がわからず、それを知るために借りた一冊。

    さらっと読んで目的にかなったものではあったが、まったく、実務的でないところにはやはり興味が続かず、読了しませんでした、、、

    抜粋

    (あの頃は)知的階層としての学生がまず先頭に立って状況を切り開くという感覚が、まだ生きていたのである。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.05

  • haru2012

    haru2012

    結果よりも今何をおかしいと感じているかといった発想が全共闘の出発点。討論という形で問いかけの輪を広げるが、最終的基準は個人の選択におく。

    団塊世代の基本的な考え方、思想、ひとつの時代。

    投稿日:2013.02.01

  • まーろう

    まーろう

    全共闘運動とは何だったのかがよく分かる。歴史、目的、党派の違い。
    革マル、中核、ブント、三派全学連、赤軍などの違いが分からない人ほど読む価値がある。

    投稿日:2011.05.17

  • fw1212

    fw1212

    「もちろん、空想的だから即現実的で無意味なのではない。全共闘的な空間にはさまざまな思考を解き放つ「空想」の力があった。その意味で空騒ぎには、十分に意味があるのだ、とぼくはかんがえている」208

    投稿日:2011.04.21

  • bax

    bax

    [ 内容 ]
    団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。
    社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。
    そして全共闘運動とはいったい何だったのか?
    個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。

    [ 目次 ]
    第1章 一九六六年の東京
    第2章 戦後民主主義と空想
    第3章 六〇年安保と三派全学連
    第4章 全共闘運動―一九六八年
    第5章 全共闘運動の転回―一九六九年から七〇年代へ
    第6章 七〇年代―市民社会の風景
    第7章 八〇年代
    第8章 九〇年代から現在へ
    第9章 二十一世紀あるいは、ささやかな小括

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]
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    投稿日:2010.08.30

  • takutaku

    takutaku

    なんか映像とかでちらっとみる印象とは違う全共闘。もう少し冷静に見てみると、行動とはまた別の思想や、多くは思想ともいえない「雰囲気」も漂っていたのだろうと思った。ただ僕は、なぜ彼らが行動をし、僕ら世代はしないのかということが知りたかった。別にそうさせるほどの問題が目の前にないとは思わない。そういう意味で、最後の方にある著者の現代の分析はそれに少し答えてくれていて、そういうことを中心にした本があればまた読みたいっす。続きを読む

    投稿日:2008.07.01

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