【感想】チェ・ゲバラ伝 増補版

三好徹 / 文春文庫
(18件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 厳選鰯

    厳選鰯

    何かを為すためには、並外れた狂人的な努力とロマンティシズムが必要なのだとも思った。正直、ゲバラの理想の世界は自己満足によるものか、貧しい人を救うために行なっているのか、わからない。その両方かもしれない

    ただ、ゲバラの自分の理想を求めるために、困難で難しい道を選ぶ思想は20代のうちは必要である。

    しかし、全てを闇雲に突き進んで行っては、ゲバラのような最期を迎えかねない。

    経済的な成功と理想の実現は、過程においては似た努力かもしれないが、理想の実現(自分のやりたいこと)が資本を得ることにつながるわけではないことを学んだ。
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    投稿日:2024.02.09

  • morganfield

    morganfield

    ゲバラという人のことを少しは知れたのかなと思う。 思想、信念をもとにきちっと行動に移す革命家というのはわかるが、実際は戦闘おたくだったのかもしれん。。。

    投稿日:2022.09.04

  • リョーちゃん

    リョーちゃん

    モーターサイクルダイアリーズを読んでゲバラの生涯を知りたいと思い購入しました。
    経済的に恵まれた家庭に生まれ、大学で医学を学んだ彼は望めばいくらでも安定した生活を送れたはずなのに、革命という非常に困難な道を選んだ。
    帝国主義に収奪されている貧しい人々を放っておけないという強い意志が、彼を動かしていたのがよくわかった。
    平和な現代日本に暮らしている自分には想像できない事が多いですが、彼の信念に少しでも寄り添いたいと思いました。
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    投稿日:2022.05.09

  • saga-ref

    saga-ref

    キューバ危機。リアルタイムには知らないが、キューバを巡って米ソが緊張状態となり、あわや第三次世界大戦に発展かと思われたことと、カストロ、チェ・ゲバラの名前だけは知っていた。本書を読むと、超大国に抑圧された民衆のために身を挺したチェの生き様に感動する。それは日本人のメンタリティに近いからかも知れない。キューバの共産主義は、抑圧され続けた民衆を開放する政治信条として納得できるし、革命直後のカストロ体制に悪いイメージは持てなかった。コンゴ、ボリビアでの革命闘争の失敗と、チェの死が本当に痛ましかった。続きを読む

    投稿日:2021.12.11

  • どらどら

    どらどら

    チェは、エリートとして生きる道を二度も捨て、最も虐げられている人々に連帯し、命と魂を燃やした。
    日本で安穏とし、世界中で今なお虐げられている人々がたくさんいるのに、それを知りながら、自分の皮相な社会的成功を志している自分がひどく情けないものであることを思い知った。彼と連帯し、今なすべきことを考えねばならぬ。
    今こそ、チェについて振り返るべきだ
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    投稿日:2021.07.04

  • natsumi0525093

    natsumi0525093

    本日、三好徹さんが亡くなったと報道があった。享年90歳。
    これを読んだらのは大学4年を間もなく終えようという時だった。卒業旅行で訪れたフランスのハイパーブランド本店内は日本の女子大生で溢れかえり、日本の未来はこれでいいのかと苦悶したものだった。
    エルネストの行動力、知識は私に勇気を与えてくれた。三好さんを通じて、エルネストが目指した「誰かのために」精神を教えてくれた。

    あれから10年が経ち、自分はあの時理想としていた姿にはなれていないけど、今からでも遅くはないと改めて発奮させる意味でも読んでみようと思う。

    是非若い方に読んでもらいたい一冊。
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    投稿日:2021.04.06

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