【感想】茶柱倶楽部 1巻

青木幸子 / 週刊漫画TIMES
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
4
6
3
0
0

ブクログレビュー

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  • 赤木かん子【公式】

    赤木かん子【公式】

    いま学校に入れたいマンガ
    その16「茶柱倶楽部」

    ヒロインの井伊田鈴は若いのにお茶に関しては天才。
    ちゃんとした淹れ方をした、美味しいお茶を呑んだことがない人がお茶を飲んでくれるようにならなければ、この先お茶に未来はない、とトラックで移動茶屋をやりながら全国を回る話ですが、お茶1つを狂言回しに、商業、経済、歴史、その他を上手にからませて、この作品自体が一つの上質な探究のレポートになっています。
    探究のレポート、というのは、一つ一つの情報をどれを採用し、どう組み合わせるか、ですから。

    とりあえずこれ読むと、お茶、淹れたくなるよ
    (^∀^)

    2023/09/15 更新
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    投稿日:2023.09.02

  • sunnysakurai

    sunnysakurai

    静岡在住ですが、普段は貰い物のお茶ばっかり飲んでいて、どこの何とかは全然気にしていなかったなぁ。引越しの挨拶品とか、葬儀の返礼品とかでよくもらうから…
    他の産地のお茶に至っては、飲んでみようとも思わなかったけど。
    いろんな産地のお茶の特徴があって、それは興味深い。「美味しいお茶の入れ方」も、茶葉やシーンに合わせて変えるというのも新鮮だった。
    うん、勉強になりました。
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    投稿日:2013.12.21

  • PYON*

    PYON*

    このレビューはネタバレを含みます

    1から3巻まで読んだ。


    宝くじで当たって購入した車で 移動の茶店を始めた鈴。
    天性の才能で、おいしいお茶をいれられる。

    お湯の温度や時間で 味もだいぶ違うんだなぁ。
    ふだん緑茶を あまり飲む習慣がなかったから、なんか新鮮だったな。

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    投稿日:2013.11.13

  • ハイジ

    ハイジ

    待ち時間に手にしたコミック。

    「茶柱倶楽部」・・毎日のお茶も、産地、淹れ方、温度など、特に気にかけ

    た事もなかったけど、「もてなし」の意味も含まれていると知ったら、ちょっ

    とした豆知識を得たような気分。

    北限の茶所、「茶ムリエ」さんのいるお店に行ってみたくなった。
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    投稿日:2013.01.29

  • izozes

    izozes

    「何故それをテーマにした!」シリーズですね。

    もやしもんとか87clockersとかマニアックな知識を披露する系の漫画が増えましたが、

    この漫画もそれらに負けず劣らずマニアックです。

    しかし、そのマニアックと人間ドラマをちゃんと両立させているのがよい!

    そして自分の出身地のお茶が出ると嬉しい!

    1巻でなんか完結したみたいな雰囲気出してましたが、

    ちゃんと2巻に話は続きますよ!
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    投稿日:2012.08.21

  • 円軌道の外

    円軌道の外

    何かを徹底的に追求した
    その筋のスペシャリストの話は
    本当に面白い。


    でこの漫画が描くのは
    日本人に最も馴染み深く
    身近な飲み物である、
    『お茶』の奥深い世界。


    10代の頃は洋風なものに憧れる傾向が強かったけど、

    やはり日本人の血なのか、
    30歳を越えた頃から
    ワビサビや情緒など
    「和の心」に自然と惹かれる自分がいます。

    そういった意味では
    個人的に本当にツボな漫画でした。



    忘れられないお茶を探す目的と
    全国に本物のお茶の味を伝えるため、
    トラックを改造した移動茶店
    「茶柱倶楽部」で旅に出る
    老舗茶屋の一人娘・鈴。

    様々な土地で
    お茶を通して出会う人々との触れ合いが、
    悩みや葛藤を抱えた人たちの疲れた心を
    解きほぐしていくストーリー。



    産地や製法、時間や温度や淹れ方ひとつで
    渋くなったり甘みが増したり
    香りが引き立ったりと
    味わいが劇的に変わる、
    繊細で奥深い
    お茶という飲み物の不思議。


    インスタントではなく
    店で飲む本格的なコーヒーには
    少々高くてもお金を払う日本人なのに、

    ことお茶に関しては

    ペットボトル以上の金額を払ってまで
    お金をかけたくないっていうのも
    なんか変な話ですよね(笑)


    毎回身近に手に入れられる
    いろいろなお茶が登場し
    知識が深められるのは魅力だし、

    前向きで楽天家の鈴のキャラクターが効果的で
    押し付けがましくなることなく
    知らず知らずに元気をくれるし、

    何気ない茶器や小物の描写に見られるように
    綿密な取材に基づき描いていることが分かる
    作者の誠実さなど、

    単なるウンチク漫画で終わってないところも
    好感が持てます。



    『茶を飲むのは
    ただ喉を潤すためじゃない。

    その1拍の休みで
    心身を切り替えて
    自分のリズムを作る。

    そういう場を作り出すのが「茶」だ』

    と言う
    鈴の父の言葉の意味。


    お茶って
    美味しさのためにはじっくりと時間をかける。

    だけど本当は、
    たった一人の誰かを思い
    『心を淹れる』
    その時間こそが
    何よりも尊いものなんだって思いました。


    お世辞にも
    上手い絵ではないので
    人によって好みは分かれるだろうけど、
    和の心に興味がある方なら
    得るものがある作品です。


    手間を惜しまず
    丁寧に淹れたお茶が
    必ず飲みたくなりますよ(笑)


    現在、2巻まで発売中。
    続きを読む

    投稿日:2012.05.18

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