同時代ゲーム

大江健三郎 / 新潮文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
4
3
3
3
1

ブクログレビュー

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  • oboro313

    oboro313

    四国の山奥に開拓された村=国家=小宇宙で語り手とその家族は平穏に暮らしていたが、大日本帝国の租税や徴兵から逃れるため一つの戸籍に二人の人間をおしこめるという「二重戸籍」の仕組みが暴露され、大日本帝国は軍隊を派兵し抹殺を試みる。村で人々はどういう暮らしをしていたのか、大日本帝国を相手にどうやって戦いを挑んだのか、そして語り手の家族が村から離れてどういう生活を送っていたのかが、自殺した妹に対する手紙という形式で綴られている。かなりの長編で読みづらかった。続きを読む

    投稿日:2017.11.09

  • saya

    saya

    このレビューはネタバレを含みます

    伊坂先生の『夜の国のクーパー』のあとがきで触れられていたので読んでみました。

    どうしても主人公や登場する人物全てに共感ができず、理解もできません。
    どちらかと言うと気味の悪さを感じてしまい、生理的に受付けませんでした。
    伝承の物語以前に人間関係の異常性がひっかかってしまい
    世界観にとても入っていけなかったです。
    私には合わない本でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.08.17

  • zoologic

    zoologic

    このレビューはネタバレを含みます

    読んだことある作家で言うと阿部公房、あるいは町田康のような。若い頃に出会っていたら最後まで読まなかったかも知れない。50日戦争のくだりは面白かったけど。

    内容は父=神主の息子である主人公が、自分の育った村=国家=小宇宙の創建期から現在までの神話および伝承を、双子の妹への手紙という形式で語る物語。

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    投稿日:2016.04.24

  • toca

    toca

    岩波文庫の『M/Tと森のフシギの物語』を読もうと思ったら、こちらが元になっているということで、先に読んだ。
    手法としては南米文学へのオマージュという一面もあるのかな、と思うが、マジックリアリズムというよりはSF的なものを感じた。解説によると『純文学のSF化が状況論として語られたこともある』そうだ。しかし、ジャンル小説としてのSFとは、言うまでもないが明らかに違う。続きを読む

    投稿日:2014.10.11

  • シーナマサヨシ

    シーナマサヨシ

    壮大な御伽噺、生々しい神話、それらに捉えられた剥き出しの魂。本当に壊す人と創建者たちが切り拓いた〈村=国家=小宇宙〉が存在したかのように「僕」の魂の物語が迫ってくる。
    人々が生き、生き続け、生き残り、繋いでいくそれぞれの土地には、それぞれに紡がれて行く物語があるはず。
    読んでいる時には〈村=国家=小宇宙〉が特別な世界に思えたのに、読み終えると、僕の生きた土地にもこんな神話があるんじゃないかと自然に思えてくるから不思議だ。
    続きを読む

    投稿日:2014.02.19

  • おむにご

    おむにご

     ある集落を追放された人々が、四国の山奥に小国家を創造した。外来者どうしの両親から生まれた「僕」が、双生児の妹へと向けて書簡の形式でしたためた、《村=国家=小宇宙》の神話と歴史のすべて。
     どの語がどの語にかかっているのかわかりづらい、英文を逐語訳したような独特の文章で綴られる、現代におけるあまたのエピソード。そのそれぞれが僕の記憶と結びついて《村=国家=小宇宙》の神話や歴史を語らせる……

     つまりは日本の中にあるもう一つの小国家の創建以降の伝承を語った物語。その意味で小説内において一つの国家を造りあげるような試みを作者は行なっている。それだけでも、まずはこの厖大な想像力に敬服する。
     また、場所・時間が複雑に交差し合うエピソード群を読み終えたのち見えてくる、歴史のパースペクティブが無意味なものとなるような《村=国家=小宇宙》の超越的な有り様は、新鮮な読書体験を提供してくれるだろう。
    続きを読む

    投稿日:2013.08.27

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