【感想】それでもクラシックは死なない!

松本大輔 / 青弓社
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • goya626

    goya626

    日本のクラシック販売業界が生ぬるく瀕死の状態にあっても、実際にはすばらしいアルバムが出ていると主張して、著者は厳選100枚を紹介している。絶対間違いないと自信たっぷりである。古いCDの発掘・復刻、有名指揮者・演奏家、無名のベテラン・若手の音楽家、埋もれた作曲家たちを怒涛の如く取り上げていて、その誉め言葉の過激なことは無類である。
    「いてはいけない魔教徒の集会に参列してしまったような恐怖感・焦燥感を感じた」(ケーゲル)
    「この耽美的な美しさは夜の海の毒クラゲ」(エッシェンバッハ)
    「うへえ、いまどきこれほど強烈な体臭を感じさせるピアニストがいるんだ」(フジ子・ヘミング)
    「奇怪・痛快・爽快」(ガロワ)
    「まさかの地獄絵図」(デ・サバダ)
    「史上最狂のチャイコフスキー」(ホロヴィッツ)
    「わがまま個性か?ついに復活!史上空前の美」(フー・ツォン)
    「異端と野生、お下劣炸裂」(ユーリ・シモノフ)
    「音楽史上最も淫蕩で狡猾な作曲家」(アレッサンドロ・ストラデッラ)
    「この世で最も神に近い音楽」(ビーバー)
    いやはや、凄いでしょ。聴きたくなるでしょ。でもねえ、買うとなると結構かかるよ。
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    投稿日:2021.07.08

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