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内田樹 / 文春文庫 (30件のレビュー)
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キじばと。。
現代を生きるわれわれが、ついつい取り憑かれてしまう「邪悪なもの」に、どのように対処すればよいのかというテーマを中心に、著者のエッセイを集めた本です。 身体や暗黙知にかんする著者の議論のなかでも、とく…に著者の柔軟性が発揮されている本だという印象を受けました。オカルトから脳生理学まで、多少危うさを感じさせる議論の運びがときおり見られて、結論には深く納得させられることが多いものの、そこへいたる途中ではハラハラさせられてしまいました。ある意味で、スリリングな読書体験だったのかもしれません。続きを読む
投稿日:2019.08.06
kamitako
対談の後に書いたエッセイなどを集めた様々なテーマ(新型インフルエンザ、霊的体験、裁判員制度、コピーキャットなどなど)が満載です。 私の中の記憶がまた少し書き換えられた感覚ですかね。 特に対談後のエッセ…イは、対話の中で生み出された「何か」を面白おかしく語る著者の文体が子どもじみていて(著者には怒られそうですが)親近感を覚えます。続きを読む
投稿日:2018.12.21
やまたく
内田樹20冊目 邪悪なものの鎮めかた 内田樹はマルクスを読む理由について、「マルクスを読むと何かが書きたくなる」というような知性を刺激する文体と論理をマルクスが持っているからと話しているが、自分にと…っての内田樹についてもそうだなあと思う。この本においても、考え方のフレームであったり、陥りやすい思考の落とし穴だったり、自分が身の回りの人と生きていく上で「そうだよなあ」とうなずけることが書いてある。3年半前に、行く大学が決まり、入学前の暇つぶしに「寝ながら学べる構造主義」を読んでしまってから、3か月ほど読んでいないと、なんだか不調だなあと思うほどこの人の文章やいうことは中毒的である。読者が本を選ぶのではなく、本が人を読む―その本を読むことのできる主体に作りかえる―という内田樹の言葉は本当に深い。 ・年齢や地位にかかわらず、システムに対して被害者・受苦者のポジションを先取するものを子供と呼ぶ。「父」を殺してヒエラルキーの頂点に立った「子供」は「この世の価値あるモノ全てを独占し、子供たちを無能と無力のうちにとどめておくような全能者」がそもそも存在しなかったことに気づく。そして「こども」は「父」を名乗り、思いつく限りの抑圧と無慈悲を人々に与えることによって、自分を殺しに来るものの到来を準備するのである。 ・今自分がいる場所そのものが「来るべき社会の先駆的形態でなければならない」-革命を目指す政治党派はその組織自体がやがて実現されるべき未来社会の先駆的形態でなければならない。続きを読む
投稿日:2017.09.01
totssan
解説にある、処方箋という言葉が響く。まさにその通りかも。少し気楽?になった。氏の著書を数冊読んで、少しずつ考え方が理解できるようにもなり、最近は特に面白く感じるようになった。いましばらく継続して読み…たい。また既読本も再読し、さらに理解を深めたい(氏の考え方だけでなく、世の中一般的な視点で物事を)。続きを読む
投稿日:2017.06.24
meowmeow
こういう時事問題や世の中の事象に対する考察の文章を久しく読んでいなかったので、けっこう刺激になった。窮乏シフトが良かった。
投稿日:2016.03.16
如月 はるか
興味深く読み終わりました。 一度ご本人の講演を聴いてみたいもの。 結婚、家族についての言葉はなるほどな、と思うものの、一緒にいても感じる寂しさや孤独感はどうすれば。
投稿日:2015.10.16
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