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古川隆久 / 中公新書 (35件のレビュー)
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ysano911
古川隆久『昭和天皇』中公新書 読了。立憲主義と国際協調を政治信念に持ちながらも(それゆえに)、太平洋戦争に向かうに連れて思想的に孤立していく昭和天皇。本書では、思想形成の過程に着目し、その人物像を探る…。戦争責任は免れないにしろ、優れたリーダーの資質を有していたことは想像に難くない。続きを読む
投稿日:2023.09.30
yashakurno
陸軍の暴走を苦々しく思いながらも、権限が曖昧のまま進む無理ゲー感をすごく感じました。 この時この決断をしていたらとか全くできないことが、物凄く切ない。
投稿日:2023.01.24
きのさん
想像以上にリベラルな、英米協調主義な姿。最初の帝王教育の成果。戦前は、その姿勢故に日本と孤立し、苦しい立場に追い込まれる。 戦争直前は、厭世的に見え、それが後に戦争責任を問われる原因の一つになってしま…ったか。続きを読む
投稿日:2019.07.31
yoshidamasakazu
古川隆久 「 昭和天皇 」戦前から戦後の昭和史を 昭和天皇の聖断(天皇の決断)とともに見渡せる本。凄い本だと思う。 昭和天皇の聖断 *張作霖事件の不手際に対する田中義一内閣の退陣→天皇の政治責任 *…ポツダム宣言の受諾→国体論的な国家体制から訣別 昭和天皇の思想は 昭和の意味に込められている 昭和の意味=百姓昭明、協和万邦=世界平和、君民一致 天皇を絶対化する国体論という政治思想 続きを読む
投稿日:2018.08.20
碧岡烏兎
原武史『昭和天皇』と併読 烏兎の庭 第五部 書評 8.31.15 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/bunsho/Hara_Ten.html
投稿日:2015.10.16
DJ Charlie
“昭和天皇”を題材にした本で、「実証的“研究”に依拠して、客観的に綴った一般向けの本」というものは、実は然程多くないのかもしれない…そんなことも思ったが、興味深く読了した。 本書は、昭和天皇の皇太子…時代、青少年の頃に学んだことや経験したことにスポットライトを当てる序盤で御本人の「思想的基礎」と見受けられるものを考察した上で、昭和史の色々な事件の際の伝えられる言動を考えるという体裁の労作だ。最終的には“戦後”のこと、崩御の直前のことにまで筆が及んでいる。 本書の初登場は2011年だというが、数年を経た現在でも価値は損なわれていない。寧ろ、“昭和90年”で「戦後70年」の今年だからこそ、「昭和天皇の視点も加えた“昭和史”」という本書は価値を増すのかもしれない。広く薦めたい一冊だ…続きを読む
投稿日:2015.09.21
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