【感想】ローマ喜劇 知られざる笑いの源泉

小林標 / 中公新書
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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    このレビューはネタバレを含みます

    [ 内容 ]
    古代ローマの喜劇作家、プラウトゥスとテレンティウスの作品は日本ではあまり知られていない。
    しかし「市井の人々の物語で客を笑わせ、かつ感動させる」という、喜劇作家にとっての永遠の課題はローマ喜劇にその源泉が見出され、演劇史上、極めて重要である。
    本書は現代との関わりを探りつつ主要作品を解説し、その笑いの技法の数々を見る。
    さらに、ローマ喜劇の歴史に見られる日本近現代の演劇史との並行性を指摘する。

    [ 目次 ]
    1 ローマ喜劇とは
    2 二つのパリウム劇
    3 二人の劇作家―劇場人プラウトゥス、文学者テレンティウス
    4 ローマ喜劇とローマ社会
    5 プラウトゥスの主要作品
    6 テレンティウスの主要作品
    7 プロログスという現象
    8 ローマ喜劇のその後

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    投稿日:2011.04.01

  • E/p

    E/p

    ギリシア悲劇に比べると余り聞くことの無いジャンルですが、今の演劇のルーツともいえる手法の確立などにも通じていて読んでいて感心させられます。
    代表的喜劇のあらすじ解説も現在の喜劇の元となる手法の解説もしてあるので、演劇の形で観てみてくなります。続きを読む

    投稿日:2009.11.08

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