【感想】イッツ・オンリー・トーク

絲山秋子 / 文春文庫
(129件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
19
43
51
6
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • spica2015

    spica2015

    映画「やわらかい生活」を見て原作も読もうと思って2年近くも経ってしまった。
    優子は寺島しのぶ、祥一は豊川悦司になってしまうのは仕方がない。結構強烈なイメージだったから。
    登場人物は一致しているが、ストーリーは少し違ったような。
    蒲田も重要な役(目)だったように思う。ヨーカドーあったんだ。

    初期の頃の絲山作品は結構読んでいるつもりだったが、デビュー作は読んでなかった。なんとなく実際の蒲田を知った今の方が雰囲気がわかって良かったと思う。逆に蒲田を知らなかったら(それが正しい味わい方のような気がするが)、映画も見ていなかったら、どんな感想だったのか。

    併録の「第七障害」も良かった。こちらも地名が具体的にたくさん出てきて、その土地を知っているともっとリアルな感じがするのかと思った。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.11

  • み

    「イッツ・オンリー・トーク」は、それぞれにキャラクターのちがう男たちとの関わり 身体を介さないコミュニケーション(痴漢を除いて)、即物的でない繋がりの方が向いているひとたちだ お互いになにも期待しない気安い関係のほうが心地よいときもあるよね
    「第七障害」は馬術の話だ、馬・群馬・篤、馬づくし 年下男のよさ、ありますね〜
    どっちも感想書くの難しいけど、好きな感じでした
    続きを読む

    投稿日:2023.11.11

  • きゃろらいな

    きゃろらいな

    イッツオンリートークは様々なだめんず達が出てくるけど、みんなそれぞれに人間臭いどころがあって、絶妙に心を揺さぶられました。
    第七障害も良かった。涙を誘われました。
    登場人物が下手に飾られてなくて、すごく現実味がある感じが好きです。続きを読む

    投稿日:2023.06.04

  • ましゅまろ

    ましゅまろ

    読んでる間は終始心地よくて、あっという間に読み終わってしまった。
    分からないけど何となくわかる気もする
    表題も好き。

    投稿日:2023.05.29

  • きったん

    きったん

    『イッツオンリートーク』はパッとしない何かを抱えた登場人物たちが交わって時間が流れる。なんて事ないような気もするし、鮮烈な人生のような気もする。ただずっと聞いていられるムダ話。感情移入できなくともなんか面白かったです。『第7障害』はちょっと動物大好き系フリーターの僕には辛かったけど、傷付いて、距離をおいて、許して、って優しくて切ない時間の流れを感じられる名作でした。馬はみんな天国に行く、それは絶対そう。ヨギボーのCMみたいなとこやろなぁ。続きを読む

    投稿日:2023.01.31

  • nakaizawa

    nakaizawa

    「イッツ・オンリー・トーク」絲山秋子著、文春文庫、2006.05.10
    190p¥410C0193(2022.06.29読了)(2009.04.19購入)

    【目次】
    イッツ・オンリー・トーク
    第七障
    解説  上村祐子

    ☆関連図書(既読)
    「袋小路の男」絲山秋子著、講談社、2004.10.29
    (「BOOK」データベースより)amazon
    引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候―遠い点と点とが形づくる星座のような関係。ひと夏の出会いと別れを、キング・クリムゾンに乗せて「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作。高崎での乗馬仲間との再会を描く「第七障害」併録。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.28

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。