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毛利敏彦 / 中公新書 (6件のレビュー)
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総合評価:
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tak-kubo
薩長土肥とは言うが幕末明治の肥前佐賀藩の役割は今ひとつ理解できていなかった。 薩長土肥でない福沢諭吉も 立派な思想の持ち主であると思うが、江藤新平も日本にとって大事な 思想的舵取りをしたのだということ…を初めて知った。続きを読む
投稿日:2023.03.01
しんあき
面白かった。ただ途中、佐賀藩と直接かかわりの薄い記述もあった。明治維新後の説明をするための伏線として必要な記述だったのかもしれないが。推理小説を読むような面白さがあった。鍋島閑叟と江藤新平の関係が特に…想像力をかりたてる。作者が直接本の中で記述していない秘密が何かあるんじゃないか、と色々想像させられた。幕末維新の大隈をはじめとする佐賀の七賢人たち、日本の科学技術振興のあけぼのに貢献した人たちについて、もっと知りたいと思った。続きを読む
投稿日:2014.05.10
のり
このレビューはネタバレを含みます
欧米の先進技術を最も蓄積し、幕府、薩摩を圧倒。激動期の主役だった佐賀藩。明治以降、評価を否定された「肥前」の真の価値を描く。
投稿日:2013.09.16
unzarist
非常に読みやすく分かりやすいが、佐賀藩一辺倒の記述は鵜呑みにするのをためらうほど。著者の佐賀藩大好きぶりが伺える。
投稿日:2011.09.23
bax
[ 内容 ] 明治維新の原動力となった「薩長土肥」の雄藩だが、肥前=佐賀藩の影は薄い。 しかし西洋の先進技術を最も蓄積した佐賀藩は、英明な藩主・鍋島閑叟のもと鉄製大砲を製造。 幕末期、技術力で幕府や他藩を圧倒し、閑叟は新政府のトップに躍り出る。 また開明的な藩士が多数輩出し、江藤新平は教育・司法に「西洋丸写し」とまで称される大胆な制度を導入する。 佐賀の乱以降、薩長政権下、活躍が軽視された同藩の真の価値を描く。 [ 目次 ] 序章 長崎御番 第1章 鍋島閑叟の登場 第2章 日本開国 第3章 尊王攘夷と佐賀藩 第4章 江戸幕府瓦解 第5章 明治新政 第6章 国民教育への道 第7章 初代司法卿―人権の父 第8章 暗転―明治六年政変と佐賀戦争 終章 明治維新史を見直す [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
投稿日:2011.03.31
acjk3
本屋に最新刊として並んでいたのでつい購入。 佐賀観光に向かう電車の中で読破。 確かに、薩長土肥って言われる割に、佐賀藩って何してるかよくわかんないよね。 長崎御番→鍋島閑叟→江藤新平っていう著者が設…定した軸は無理があるのではないか。 佐賀復権のために一般書書いておきました的な感じが否めない。 目次 長崎御番 鍋島閑叟の登場 日本開国 尊王攘夷と佐賀藩 江戸幕府瓦解 明治新政 国民教育への道 初代司法卿―人権の父 暗転―明治六年政変と佐賀戦争 明治維新史を見直す続きを読む
投稿日:2008.09.09
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