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八代嘉美, 海猫沢めろん / SBクリエイティブ (8件のレビュー)
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キミドリ
どらえもんは生物?→生物ではない。代謝と自己複製ができないから。 ES細胞・ips細胞はいろんな細胞になることができる。(分化能が残ったまま分裂する) ES細胞は胚盤胞の内部細胞塊を培養した…ものである。しかし、受精卵を破壊するので倫理的に批判を浴びている(バチカンなど)。 分化しきった細胞の時計の針を巻き戻したものが、「クローン細胞」 ips細胞は、ES細胞に特有の4種類の遺伝子を組み込むことで、細胞の初期化につくられた。細胞も壊さないので倫理的問題もクリアしたとされる。が、4種類のうち1種が癌化にかかわる遺伝子だったため問題視されることもあったが、現在ではこれはクリアされている。 (埋め込につかったキャリアはウィルス) 日本は倫理規定が欧米に比べて厳しく、自由な実験がしにくい環境にある。 個々人に完全にオーダーメイドでなくても、HLAが合致していれば他人のデモ拒絶が起こりにくい。なので、骨髄バンクと同じく、ipsバンク構想がある。 「死」を恐れる気持ち。 自己イメージと実際的な自分、いうなればデータとハードがうまく同期しなくなっていくので、「怖い」のではないか。続きを読む
投稿日:2018.12.22
miyakos38
以前ならまったく縁のなかった生物学ですが、STAP細胞事件を追いかけたおかげでずいぶん勉強してたんだな…私…と。すごく分かりやすい本でした。
投稿日:2015.08.07
moondrop421
はからずも、すっごく面白かった!! 字がデカいし、対談だから、軽~く読み流そうと思って借りたんだけど、対談とは思えない位良く解る。 今なら私、ES細胞とiPS細胞の違い説明出来ちゃうもん。(3週間くら…い限定だと思うけど) そして、興味を持てば、生物学の世界って面白いんじゃん!!っていう発見!続きを読む
投稿日:2015.04.03
ぶたぴぃ
情報をなぞる上っ面だけで、深みのない本。◆啓蒙書である子供向けの本でも、科学のワクワク感があるのに、本書にはそれがない。
投稿日:2014.03.29
sazuka
まず、字がでかい。タイトルからして老人向けだということなのか。しかし中身はどうみたって老人向けではない。福岡伸一のいう動的平衡に納得出来ない、人は変化もするし死ぬではないか、という海猫沢めろんが、友人…でもある生物学者・八代嘉美に「死にたくないんですけど、どうしたらいいかな」と質問をする対談集。万能細胞でいろんなことが出来るようになったとしても、偶然性に担保された緩衝作用がなければ世の中がギスギスと恐ろしいことになりそうだ。 僕もこうみえて長寿世界一を狙っているので、もちろん死にたくないんですけど、めろん先生の生命に対する考え方が突き抜けていて、僕の長寿世界一なんてその前では霞んでしまった。 生物学者はオーブリー・デ・グレイを除いてプレゼンがヘタだとか、iPhoneが引き合いに出てきたりとか、生命ということを語るのに視点の違いがすごくてとても愉快だぞ。続きを読む
投稿日:2014.03.03
T-山岡
ページを開いて飛び込んできた文字のポイントのでかさに少し不安を覚えたが、内容はしっかりしており、iPS細胞などの最新の再生医療の実態、技術と生命倫理とのせめぎ合い等について、分かりやすく解説されている…。特に、聞き手であるめろん先生のSF作品等を引いての解釈は「思想がないところに技術は生まれないし、技術が生まれることによって思想が引っ張られていく」という二人三脚の関係性を表した良い補助線だった。以前、津田大介さんが「死んだらbotになりたい」と言ってたけど、めろん先生もなのねw続きを読む
投稿日:2014.02.02
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