【感想】発達障害 母たちの奮闘記

山下成司 / 平凡社新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • acipin

    acipin

    このレビューはネタバレを含みます

    著者の「発達障害 境界に立つ若者たち 」の続編にあたる本だが、前作を読まずに読んでしまったためか、いまいち期待してた物と違っていた。

    私が何を期待していたかというと、タイトル通りその"奮闘ぶり"なのだが、実際に読んでみると、その部分は割と客観的かつポジティヴに書かれていている。

    苦労を乗り越えたからこそ、母は強い。
    愛情があるからこそ、まだ厳しい現実がありながらも、母は強い。

    でも、ネガティブ思考でまさにトンネルの真ん中でもがいている私にとっては、この本のポジティヴさはむしろ苦痛に思えた。

    私は弱い。
    私は自分が嫌い。
    正直、子供を産んではいけない人間だったと思う。
    私もいつかこんな笑顔のお母さんになれるのかな…

    レビューの続きを読む

    投稿日:2013.07.11

  • ようたん

    ようたん

    特別な新しい内容があるわけではないが、当たり前のことだけれど、なかなか他人が本当には理解できないことを母たちが語っている。ほぼ自立する年齢になっていることもあり、保護者達には一つのモデルとして参考になるか。続きを読む

    投稿日:2012.03.16

  • sugamiho

    sugamiho

    まだ発達障害という言葉がない、あるいは知られていなかった頃に、発達障害の子供を育てたお母さんへのインタビュー。
    子供たちは大体20代。昔は何の情報もなかったし、一見普通の子供だから、単にしつけの悪い子だとか、努力の足りない子だとか、そういう風に言われることも多かったそうだ。
    そして、なんといっても就職の問題・・・10年工場に勤めている女性が出てくるのだけれど、月給は10万円。授産施設内のカフェで働く女性は、8時間×週5日働いて月給2~3万。普通に就職やアルバイトするけど、色々問題があって長続きしないとか。。。
    あまり知らなかった学校のことや、授産施設などのこと、就職のことなど、色々考えさせられることが多かった。
    続きを読む

    投稿日:2011.10.18

  • 深川ふらふら遊覧記

    深川ふらふら遊覧記

    とてもわかりやすく、読む人を納得させる力を持った文章です。発達障害の理解への入門書としても、おすすめできます。

    投稿日:2011.07.19

  • oohana

    oohana

    発達障害児の高校教育に携わった筆者の手による、
    発達障害児の母親へのインタビューをもとに書かれた本。

    ここに登場する母親はどれもすばらしい。発達障害をもつ子の母親として、その事実を受け入れ、子をサポートし、それぞれの子どもは何らかの形で自立の道を歩んでいる。

    しかし、これはかなり少数派なんだろうな。
    大多数の母親・父親が子の発達障害を受け入れることができず、
    「障害じゃない、個性だ」といってその事実を認めないまま、2次障害がでてしまうということが、これまで、多かったのではないだろうか。

    だから、この種の「成功例」を公開する意味があるんだろうけど。。。。
    続きを読む

    投稿日:2011.05.23

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