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鈴木宣弘 / 文春新書 (15件のレビュー)
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sousou
【参政党が聞く!】日本はすでに食糧危機の真っ只中にいる!元農水官僚で東大大学院の鈴木宣弘教授が闇の暴露と自然農法・有機農法の重要性を説く! https://www.youtube.com/watch…?v=rbyEanCaNbM 参政党の神谷宗幣さんが元農水官僚で東大大学院教授の鈴木宣弘教授に「食」をテーマに話を聞いた 鈴木宣弘教授は「食の戦争」という本を書かれています。 食糧危機がくるとよく言われていますが、すでに食糧危機の真っ只中だという 食の安全や紛争や流行り病の影響で化学肥料や農薬が、好むと好まざるとによらず使えなくなってくる 有機農業や自然農法というものを見直さなきゃいけない時がきている続きを読む
投稿日:2023.02.16
rokkosanjin
食料の自給率が200%を超える豊かな国は世界でカナダとオーストラリアだけ。100%以上で見てもアメリカとフランスぐらいで、その他の国は全て100%未満。日本に至っては40%、即ち大半が輸入に頼っている…状況なのだが、そんな中でアメリカの「食料戦略」が日本の脅威となっている。大豆・小麦・トウモロコシなど、官民一体で輸出先の日本に攻勢を仕掛け、日本向け穀物の残留農薬の規制緩和や、モンサント社に代表されるバイオメジャーによる遺伝子組み換え品種の開発など、攻撃的な戦略によって「食の覇権」を狙っている....? 農林水産省OBで、農業経済学を専門とする著者が、食のグローバル化が進む中、お得意の金融工学の論理で「食」の支配を企むアメリカの陰謀を暴き、「強い農業」を目指す日本の進むべき道について提言する。続きを読む
投稿日:2020.12.12
どんぐり
発売された当初2013年にこれだけの事を知っていたかったと思った。日本人全員が考えなければいけない問題。 アメリカに食でコントロールされて健康を売り渡している。それは今後もっとひどくなっていく事は明…らかである。 国が守ってくれないなら自衛するしかない。 続きを読む
投稿日:2020.01.08
sasha89
工業vs農業で語られることの多いTPP参加の賛否。実は 関税撤廃の話だけではないのだが、本書では食の安全 保障の観点からTPPをはじめ、アメリカが仕掛ける戦略 を解説している。 怖いよ~。今でさえ食…料自給率が39%の日本なのに、 TPPに参加してアメリカから大量に安い食料品が入って 来たら、自給率は益々低下する。 「安くなるんだからいいじゃない」。価格面だけを考えたら そうかもしれない。でも、ちょっと立ち止まってみよう。 数年前、バイオ燃料ブームがあった。その時、何が起こった か?トウモロコシ価格の高騰ではなかったか。 「いや、日本の主食は米だから大丈夫」。うん、トウモロコシ ではないからね。でも、その主食のほとんどをアメリカに 頼るようになったらどうなる? アメリカが干ばつに襲われたとしよう。日本にそれまで通り アメリカ産の米が入って来るはずもなく、日本は兵糧攻め に遭うことだろう。 そればかりではない。本書で一番怖かったのが、モンサント 社に代表される遺伝子組み換え種子を販売する会社の 戦略だ。 現在、日本国内では食品パッケージに遺伝子組み換えの 有無を表記しているが、TPP参加後にアメリカから「不公平 だ」とねじ込まれたら、この表記さえ取り止めになる。 BSE対策でアメリカ産牛肉の輸入月齢制限は、なし崩し的に 引き上げられている。日本の監督官庁は「TPPとは関係ない」 と言っているが、アメリカの意向を受けていることは間違い ないだろう。 武力とエネルギー、そして食料と、アメリカはあらゆる手段を 使って世界をコントロールしようとしている。 日本政府はいくつかの品目を聖域として関税維持を言って いるが、そんなものは絵に描いた餅だ。このまま交渉が 進み、日本が参加すことになれば私たちの食卓は完全に アメリカのコントロール下に置かれる。 成長ホルモン漬けの豚肉や牛肉なんか食べたくないぞ~。 本書ではEUの取り組み等も紹介されていて、分かりやすい。 自国民の食の安全を脅かし、アメリカに追随すような政府 なんかいらんだろう。続きを読む
投稿日:2017.08.19
yuusou21
『今だけ、金だけ、自分だけ』に警報を鳴らす、特に食の分野に特化した本。 内容はほぼ知っていることだったけれど、改めて知ると、日々、自分が甘くなっていることに気づく。 「売り手よし、買い手よし、三方よ…し」はとてもいいと思うし、自分も実践できていることもあるが、そうでないこともある。 知識と知っている自分でさえそうなのだから、全体の流れを変えるのは難しいだろうなと思う。 ただ、そうやって生きている人達もいるので、自分もできることをやっていくしかない、といつもそういう結論になる。続きを読む
投稿日:2017.03.23
sazuka
TPPが妥結(って凄い言葉だね)した今となっては、情報としては既知のもの、と言えるかもしれないが、改めて「食料は軍事、エネルギーにならぶ安全保障問題」ということがわかる。 アメリカは飼料をコント…ロールすることで、他国(主に我が国?)の食をコントロールしようとしてきた。実際にされている。カロリーベースの食料自給率、というやつが低いのは飼料を輸入していることにも起因している。 もっとも、日本の食のだらしなさはアメリカに起因するばかりではあるまい。例えば、還元乳は通常、生乳が手に入りにくい場合に利用されるもの、らしいが我が国では未だに使われる。なぜか。需要調整という側面があるにしても、何よりそのほうが儲かるからだ。そして消費者(って言葉いやだね)も、知識や舌が備わっていない。 アメリカも攻撃的だが気になるのは中国だ。中国でも遺伝子組換え作物が作られているという話もある。期せずして日本に入ってくる、ということを考えると、距離の面でも管理の面でも、やはり中国のほうが心配だ。けれど心配無用。アメリカのものは正面切って入ってくるだろうから。 ところで、なんでもかんでも政治の課題になるから仕方ないかもしれないが、「食の安全」なんて言葉ももはやバズワードで、本当に食の安全とは何なのか、なんて皆考えなくなっているのではないか。国産なら安全、なんてのも根拠はない(安全保障、という意味なら少し安全だ)。アメリカから入ってくるものだって、安全でないかもしれないが危険ではないかもしれない。 本書には「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉が登場する。ピンポイントで安全だ、安全でない、というよりも、こういう姿勢の問題であろう。政治家が日本の農業を守る、みたいな話をするときに、本当に農業を守りたいというふうには見えなくて、「今だけ」感が強い。どうしてだろうか。消費者(有権者)が馬鹿だからに他ならない。馬鹿にされ続けてきているのだ。TPPにしても姿勢の問題に収斂させてはいけないと思う。また馬鹿にされるぞ。続きを読む
投稿日:2016.01.06
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