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大山寛人 / 朝日新聞出版 (18件のレビュー)
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総合評価:
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83
被害者遺族であり加害者の息子でもあり、その父親には死刑判決が出ているという、かなり特殊な状況が描かれている。 被害者遺族が望まない死刑と加害者家族が受ける差別、これを両方経験するというのは、ちょっと想…像を絶する。 そういう人生が本になっていることも貴重なことだと思う。続きを読む
投稿日:2024.07.06
1439134番目の読書家
小学6年の時に父が母を殺し荒れた10代を送った筆者が父の死刑反対の活動をするに至るまでのドキュメンタリーでとっても考えさせられました。 私には筆者が自分が生きていくための杖として犯罪者の父に過度に精神…的に頼っているように見えます。 心に傷を負った加害者家族、被害者家族にはカウンセリングを定期的に継続的に社会保障として受けて欲しいです。 そして彼が事件後温かい環境で育つことが出来なかった社会のあり方が変わることを望んでやみません。続きを読む
投稿日:2023.09.19
hazuk1
死刑制度について、 今までは被害者目線からしか考えていなくて 死刑になるような事をしたのなら、 しょうがないと思っていた。 でも本を読んで、もし自分が同じように 被害者側と加害者側の間になるようなこと…があれば、 きっと全力で死刑にはならない別の刑になるように尽くすし、死について考えると思った。 人間だれでも、自分の死を悲しむ人が1人でもいることを思い知った。続きを読む
投稿日:2023.01.01
イルミナ
あまりにもタイトルが衝撃的で手に取った本でした。 著者の大山寛人さんが書いてある通り、人の数だけ答えは存在すると自身も同感です。 本を読み終え、大山さんのこれまでの苦しみもこれからの苦悩も簡単な言葉…では言えるものではないと思いました。 ただ、母親への愛情、父親への強い想いは伝わってきました。 被害者家族であり、加害者家族であるという貴重な体験を知り、読むことができて良かったと思います。 大山寛人さんが今、幸せであることを願います。続きを読む
投稿日:2022.01.11
booklogkimi
このレビューはネタバレを含みます
衝撃的なタイトルに惹かれて読みました。 実の母を殺した実の父であってもやはり大切で、死刑になって欲しくないという著者の思いがピンと来なかったのですが、著者と母、著者と父と関係性を分けて考えれば、納得できる気もしました。人間関係は究極は1:1なのかな…
投稿日:2019.10.21
彩波(いろは)
図書館がそばにあると、なかなか普段、触れ合えない本に合えるのが本当に素敵だと思います。 この本は、作者さんの実体験をつづったお話。 自分の父親が母親を殺し、さらに言うなれば、養父も殺していた、という実話。 そういう時に自分がどう感じたのか、教えてくれる人はなかなか少ないと思います。 被害者の子供でもあり、加害者の子供でもある立場。 そういう状況でどう感じるのか…… 想像を超えますよね。 しかも、この作者さんの素晴らしいのは、これはあくまでも自分の体験談である、という点をしっかり入れているとこだと思います。 決して、こうであればこうでなければならない、とは言い切っていないこと。 自分はこの立場でこう思ったけれど、他の人にこう思ってほしい、とは思っていない、ということがすごいと思います。 とんでもなくしんどい立場で、どん底まで落ちたけれど、こうやって自分の言葉で話してくださるようになったことはとてもありがたいことだなあと思います。 人間の底力と、彼の立場で考えることを自分がどう思うのかを考えることは大切なことだと思いました。
投稿日:2018.06.11
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