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宮木あや子 / 集英社文庫 (15件のレビュー)
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K
地図にも載っていない永代院 かつては神と崇められていたその一族は破滅へと向かっていく 義理の母に恋慕を抱き子を孕ませた罪は一生消えることはない 岬の全寮制女子大の全容と一族の秘密と愛憎を描いた物語
投稿日:2022.11.30
pokari
うーん? なんか前半と後半でトーン違うというか。 淫靡なドロドロ期待してたから(笑) 身内は容赦なく殺されるのに記者は脅されるだけ?
投稿日:2021.01.26
パラボス
2016年、20冊目は宮木あや子。 財政界に強い影響力を持つ「永代院」は一般には知られず、地図にも載らない場所にあった。 永代院に纏わる連作短編、5編収録。 『雨の塔』の続編(?)的位置付けの作…品。『雨の塔』の全寮制女子大も随所に出てきますし、その成り立ちもわかるので、やはり、ソチラを先に読んだ方が、より楽しめるでしょう。しかし、構成は全く異なります。 個人的には、前半の「野薔薇」「ウツボカズラ」の2編が好み。後半にかけて「永代院」の核心が明らかになっていくんだけど、ソコよりも閉鎖された世界で暮らす「駒也」「和琴」の話に引き込まれた。コチラの方が、宮木あや子の良さ出てる気がする。 ★★★★☆の評価は少し甘め。続きを読む
投稿日:2016.05.22
yoco
ある一部の人たちからは神と崇められ、地図には載らない秘密の地、特別な一族がこの日本にはいる。 ぞくぞくするような面白さで、一気に読み切りました。 現実離れした物語を読んでいるような気でいたら、ふいに…鋭い問いかけがあったり、世界観に浸りつつも、神のいない世界を想像したら味気なくて寂しい気持ちになりました。 読んでいて新鮮だったのが、永代院に連なる人たちが主となる章で、インターネットもなければスマホも出てこない、情報が随分少ないんですよね。 今私がそんなことになったら不便でしかないんだけど、最初からその状態が通常であればかえって情報に翻弄されることがなくていいかもしれない…なんて思うくらい、どこか静かな世界でした。 ある種守られ、穏やかで、一方でどろどろした内実を孕んだ世界は、やはりとても特殊でした。 格差社会だ、格差が広がっていると今でも叫ばれるけど、昔だって十分に階層は分断されていて、むしろ流動性が少なかった分今よりも格差のある社会だったかも。 話が二転三転してしまうのだけど、個人的に神様がいる世界というのは幸せで、そして同時に危険な世界なんだと思っています。 信じられる絶対的な存在があることはとても心強いし、心の安定にも繋がるでしょう。けど、それを守るためならどんなことでもする…という心境に繋がるから怖い。 さて、永代院の是非はともかく、古くから続いているものを同じように守り続けることは、なんとも難しいものですね。 こんな世界があっちゃいけないと思う気持ちと、もっとこの世界を見ていたいという気持ちとが半々。解説で知ったのですが、前作で「雨の塔」という作品があるのを知ったので、そちらも読んでみたいと思います。続きを読む
投稿日:2016.05.07
紬
こういう閉ざされた空間に身を置き、人間関係が限られていると、相手に対する思いも必然的に強くなりそうだ。 一人に向けられる愛情も憎しみも、増幅するんじゃないかって。
投稿日:2016.01.24
虹風 憂璃
『雨の塔』と双璧をなす、ともその続編とも言える1冊。 第1章の「野薔薇」を読んだ段階では、「源氏物語の現代版か?」と思ったが、そんなありふれた物語ではなかった。 『雨の塔』では謎のままに終わった“岬…の学校”の正体が明らかになる。 読みながらずっと『雨の塔』より前の話なのか後の話なのか考えていたが、結局は同時代の物語だったことがラストで分かる。 終幕に向かう展開が非常に現代的だな―と思ったら、刊行からまだ1年と少ししか経っていなかった。納得。続きを読む
投稿日:2014.07.06
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