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高尾長良 / 新潮社 (11件のレビュー)
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総合評価:
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tpochi0717
このレビューはネタバレを含みます
拒食症の赤猪子は母親を行ったシンガポール・マレーシアで 友人のゾーイと運転手のアブドゥルの力を借りて 母親から逃げ出した。 食べることを拒否し 母の手前仕方なく食べ物を摂取してしまった際は その後に心臓が痛くなるほどの腹筋や運動をすることから逃れられない赤猪子。 ゾーイに案内された海辺の別荘で アブドゥルが用意してくれた肉骨茶を どうやったら食べないで済むか悩む赤猪子。 砂浜に埋まっていた鉱一が赤猪子の骨も立派で温かいと言ってくれたこと。 ゾーイとアブドゥルが赤猪子を押さえつけて 肉骨茶を食べさせようとするところが 怖かったなあ。 赤猪子は母親に世話してもらえないから こんなに痩せているって最初言っていたのに 本心では拒食症だって知っていたって 最後わかるよね。 裕福が故の見当違いな善意とお節介な感じ。 赤猪子は最後、どうなったんだろうなあ。 肉骨茶、バクテーってどんな味がするんだろう。 食べたことないなあ。
投稿日:2021.08.13
シュ乱Q
題材は面白いけれど、一つの文が長くて読みにくい。同じ単語が何回も出てきたり、同じ語尾の文がいくつも続いたりと、文章として読みづらかった。あと情動が乱高下する。
投稿日:2021.04.16
yy10
2019年12月23日読了。 第44回新潮新人賞を最年少受賞、芥川賞候補。 著者は1992年生まれの医師、小説家。 拒食症の女子高生・赤猪子が母親との海外旅行を 飛び出し…。 脅迫観念的にダイエッ…トに取り憑かれる主人公の いびつな精神描写、行動等々。続きを読む
投稿日:2019.12.23
東雲
いずれ俺は立派な骨になるでしょう。強く太い密な骨に。だが埋まったまま骨になれば弱く脆い骨が残るだけです。 (P.102)
投稿日:2019.08.18
maiaki
図書館にて。 この本も「ダビンチ」で紹介されていたもの。 暗い…ひたすら暗い。 どうして主人公の赤猪子が食べること、体に栄養を取りこむことを拒む気持ちになったのか一切明かされないまま、彼女は脅迫される…ように食べることを拒み続ける。 登場人物全てが狂気じみていて、脂ぎっている感じ。 むあっとした空気の中をがりがりの主人公が疾走する。 誰も死んだりしないのに、ホラー作品のような怖さのある1冊。続きを読む
投稿日:2013.09.24
frog87
二十歳にしては上手いな…と思って、ボーっと読んでいたら、後半でビックリ。拒食症ということで、ちょっと心配だったが、吐かないタイプだったので、比較的楽に読み進められて良かった。
投稿日:2013.07.28
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