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依岡隆児 / 集英社新書 (3件のレビュー)
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[ 内容 ] 小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。 社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉…ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊員だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。 近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、八〇歳を越えてなお世界を「翻弄」し続けている。 常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気鋭のグラス研究者が明らかにする。 [ 目次 ] 第1章 ふるさとを離れることはない(一九二七年から五〇年) 第2章 灰色を愛す(一九五〇年代) 第3章 コラボレートする(一九六〇年代、七〇年代) 第4章 真実はそのつど、語り直される(一九八〇年代) 第5章 喪失は文学の前提である(一九九〇年代) 第6章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある(二一世紀) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]続きを読む
投稿日:2014.10.04
otsuhiro
1927年 ダンツィヒに生まれたノーベル文学賞作家のグラス。本書は、グラスの著者の翻訳を手がけた著者が、その常に渦中にある作家の実像に迫ったもの。グラス作品を読む上で、参考になりました。
投稿日:2014.01.11
H.Sato
たとえ収容所であっても各種の教養専門を見に就ける為の講座を自主的に組織化するのはいかにもドイツ人らしい。 グラスは戦後、アウシュビッツという主にをなぜ背負い続けてきたのだろうか。 ドイツでは詩はやはり…文学の女王様である。 ロマこそ本当のヨーロッパ人である。 メジャーになればなるだけマイナーにこだわる。作家たるもの人が注目しないところにあえて目を向けるものだ。 読書は単案ル現実逃避ではなく、苛酷な現実から守ってくれる遮断板であった。おかげで彼は適度に距離をとって現実に向き合うことができた。続きを読む
投稿日:2013.12.15
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