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伊東信夫 / スリーエーネットワーク (1件のレビュー)
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白川靜著『字統』『字源』準拠〜動物編から・・・月は「つき」の意味と「神への供物」という意味を持つ・・・供物は犠牲であり,牛や羊や犬も神に供された。牡は四つ足のケモノを云い,雄は隹がついているから鳥の類…。鳥は大物を云い,隹は小鳥を指す。木に小鳥が集まっている様が「集」という字。鳥占いを盛んにやったことが窺える。能は分解不可能な字で,もともとは「やどかり」(自分で殻を持たない「できる」奴)。官は神を祀るための乾し肉を供えるための駐屯地の建物。植物編から・・・「朝」という字は〜草原から日が昇り西の空を見上げると月が残っている状態を表す。莫は日の入りで「なくす」「かくす」の意味を持つ・・・土で隠す場合は墓という字になる。秀は稲の花の形。季と年は同じ意味を持ち,祭祀権を持つ意味で,女がそれを行うと委という字になる〜自分の推測については「だぶん」「だろうと思う」と厳明を避け,白川先生の説は全面支持。同じ漢字が何度も説明されているのは何故だろう? 聞いたことのない出版社なのだが,自費出版と云うこともなかろう。まあ・・憶えきれないが,面白い。次があるか?続きを読む
投稿日:2007.10.10
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