【感想】三浦綾子 電子全集 丘の上の邂逅

三浦綾子 / 三浦綾子 電子全集
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
1
2
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • glideoff

    glideoff

    旭川には一度だけ行ったことがある。真ん中を大きな河が流れる澄んだ街だ。この本に何度か出てくる歩行者天国の大通りも歩いた。大都会にもない規模感の歩行者専用ストリートがなんでこんな北の一地方都市に!?と不思議に思ったのが懐かしい。その時は旭川が三浦綾子ゆかりの土地だとは知らなかった。また訪れたいものである。

    表題にもなっている「丘の上の邂逅」の教え子との再会のエピソードなど印象的な話はたくさんあるが、特別触れられているわけではないにも関わらず何より印象深いのは、著者と夫との関係性であろうか。深い信頼関係とはこういう形で表出するものなのだなと感心する。理想の夫婦像の一つの解。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.07

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     上川盆地、旭川、酷寒の地です。小4から女学校卒業まで朝晩牛乳配達をして育った三浦(旧姓堀田)綾子さん。春を迎える喜びはひときわだったことでしょう。三浦綾子・著、三浦綾子記念文学館・監修、三浦綾子生誕90周年記念出版「丘の上の邂逅」、2012.4発行。旭川だより、丘の上の邂逅、旭川とわたし の3章構成です。三浦綾子さん、没後の発刊を含め、2012年現在で102の作品を発表されています。デビュー作は1965年11月の「氷点」。1922.4.25~1999.10.12、享年77。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.10.10

  • ゆきひろP

    ゆきひろP

    三浦綾子がどんな人かを知ってもらうのに、もちろん「道ありき」から始まる自伝三部作もいいのだけど、それとあわせてこの本をおすすめしたい。エッセイのベスト盤だと思う。

    投稿日:2020.10.04

  • sensaki

    sensaki

    エッセイ集。三浦綾子さんが、赤裸々に自分自身のことを書いておられます。

    心に残ったのは

    「率直ということ」

    “清い心とは率直さに愛を加えた心のことである” という文章が印象的でした。私には率直さも愛も足りないなあとしみじみ思います。

    「経験重視の危険」

    自分の経験からものを語ることの危険性について。これは、私も常々感じていることなので、大いに共感しました。でも、これを心配しすぎてもダメなんですけどね。
    続きを読む

    投稿日:2012.12.31

  • 奈緒

    奈緒

    SLBA選定図書 2012年度 第2期 Aセットから

    三浦綾子が各紙誌に寄稿した心温まるエッセイを、生誕90周年を記念して単行本として初めて刊行。

    分類 914/ミ

    投稿日:2012.12.26

  • 柴犬ミミ

    柴犬ミミ

    慈悲の眼差しを持ちながら鋭い批判的な視点も垣間見えるエッセイ。邂逅の意味も読み方もわかりませんでしたが、最後にはわかったような気になりました。
    本書の中に家族との夕食が嫌いだという子供の話があります。それを我が家の夕食と思い浮かべながら身につまされる思いで読む自分が情けなかったです。

    全体的にはこの本を読むと気持ちが少しだけ解きほぐされるような感覚になります。
    続きを読む

    投稿日:2012.05.16

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。