【感想】八百万の神に問う4 - 冬

多崎礼 / C★NOVELS
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
2
4
1
1
0

ブクログレビュー

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  • sitibu

    sitibu

    このレビューはネタバレを含みます

    今までより軽めで、ということで書き始めたというシリーズです。1,2巻は独特の世界観に慣れていないせいもあって、設定がわからないまま読んでました。3,4巻になると世界観も理解できて話に集中できた気がします。
    確かに雑談も多めだし、犠牲が少ないので軽めでしたが、物語の根幹である人と人が対話する、言葉を紡ぐ部分はきちんと重みがありました。
    ちなみに、多崎さんの過去作で感じたやるせなさはあまり感じられなかったので、物足りなかったです。読後感が一番いいので良いはずなんですが、多崎さんに求めるのは軽さではなく重さなんだなと感じた作品でした。

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    投稿日:2024.04.13

  • 香月ミキ

    香月ミキ

    読了してしまった。とても、素敵なお話でした。 生きるのは、つらい。しんどいし、苦しい。きっとみんなそうで、私自身もそう感じてきたからこそ、夢中になって、のめりこんで読んだし、傷を負った人々を言葉で救ったイーオンに、幸せになってほしいと強く思った。 シン少年ではないけれど、どうか、彼女が末永く、平和に、心穏やかに過ごせればいいな、と思いました。続きを読む

    投稿日:2023.02.08

  • なお

    なお

    伝説のシン音導師(イーオン)と兄弟子ザイオン音導師(ヤコウ)の最初で最後の音討議、面白かったです。
    でも、一番印象的だったのは、イーオンが弟子のシン少年に、自分の過去を語り、シン少年が真の楽土を出てひとり立ちする決意を固めるあたりです。
    そして音討議3日目、シン音導師の語る言葉が私の中にも心地よく響きました。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.11

  • 永杜

    永杜

    統治者が、乗り込んできた。

    半分まで読んで、もう疲れた、というのが本音です。
    いや、面白かったのですが、何だかこう…疲れた、が
    先に来た感じです。
    楽しかった、というより、やり遂げた感いっぱいな。

    投稿日:2020.07.17

  • 凪野基

    凪野基

    40:多崎さんらしい、大らかな生命賛歌と緻密な世界設定が合わさった、とても清々しい細やかな物語でした。その分、「可見」とのかけあいシーンとか、コミカルな部分がちょっと浮いてるかなぁと思うけど、後半の音討議のシーンはすごくよかった。吹っ切れたようなイーオンも、トウロウも、シンもすごく可愛い。
    表紙がすごく(哀しいほどに)綺麗だったので、そういう結末を予測していたけど……うん、いい裏切られ方をしました!
    続きを読む

    投稿日:2018.10.08

  • まるもっちー

    まるもっちー

    このレビューはネタバレを含みます

    読めて良かった。
    本当に読めて良かった。
    このキャラたちとの別れは辛いけれど、読めて良かったです。
    爽やかな読後感。すごい。幸せになる読後感でした。
    イーオンも死ななかったし。さて彼女はヤコウとトウロウどちらを選ぶんでしょうか。わくわく。
    あとがきに心打たれました。私事で恐縮ですが今ちょうど絶望の淵に立たされていて、切ないし怖いし悲しいし、でも、読めて良かったな、何かを受け取った気がするなと思いました。
    これから多崎さん作品をぜーんぶ読み尽くしたいと思います。本当にCノベルスだけではもったいない方だと強く強く思います。
    多崎さんのような小説を書きたい。

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    投稿日:2015.01.31

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