【感想】函館水上警察

高城高 / 創元推理文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
1
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • alchota380

    alchota380

    函館、明治二十四年。
    水上署。密漁船。荒くれ者。悪女。サーベル。ピストル。領事館。国際問題。事件。
    巻頭の函館地図を見い見い、彼らと共に町を駆けるような気持ちで、一気に読むことができる。
    時代背景に詳しければもっと楽しく読めるかも。と思うと、歴史の勉強もしたくなってしまうのでした。続きを読む

    投稿日:2014.08.11

  • fujitatetsuya

    fujitatetsuya

    明治24年の函館を舞台にした刑事ものハードボイルド。
    当時の国際港である函館では犯罪捜査が、大国の野心と衝突する。不平等条約のため検挙できない相手に対し、五条次席が打つ手は...。

    史実の裏付けが確かであり、また社会の闇を照らす視線が存在するため、(東洋蔑視、アイヌ迫害、官僚主義、領土問題、等々)ファンタジーに堕していない。続きを読む

    投稿日:2014.01.24

  • DJ Charlie

    DJ Charlie

    この本で“明治24年”、或いは“明治15年”の“函館”という劇中世界を逍遙すると、何か「明治・大正或いは昭和の初め頃の趣を想起させるモノが幾分在る函館」をまた訪ねてみたくなる…

    投稿日:2013.05.15

  • のり

    のり

    明治二十四年、国際貿易港函館に誕生した小さな警察署。
    ラッコ密漁船の水夫長の変死や、英国軍艦の水夫の失踪
    などの難事件に男たちは日夜陸と海を駆ける。北の刑事
    たちの活躍を描く明治警察物語。

    帯には「五条警部は長谷川平蔵を思わせるヒーローだ」
    とあるが、確かに雰囲気は似ている。明治の函館という
    異国情緒豊かな町の雰囲気がうまく描かれている。
    なんせ治外法権のため、外国人に対しては、捜査権も逮捕
    権も無い。そんな中でどの様な意地をみせるのかが見どこ
    ろでもある。
    続きを読む

    投稿日:2011.09.29

  • たっくる

    たっくる

    明治時代の函館が舞台。徹底的に調べ込んで書いてあり、圧倒された。時代背景、生活習慣、風俗、組織体系などなど、当時を直接知っているかのよう。この本物感にはシビれた。稲見一良とかと通じるものがあるハードボイルドだと思った。続きを読む

    投稿日:2011.08.05

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。