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筑紫哲也 / 朝日文庫 (3件のレビュー)
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おがちゃん
自伝を書いてくれと頼まれた筑紫が考えたのが,「自分と出会ってきた人とのかかわりを書くことで,自分の生きてきた一部分を示していく」というやり方だった。筑紫の言葉を借りると「他人様に読んでもらうほどのこ…とはやっていない。それでも強いて何かを書くとすれば,自分が出会ってきた他人様のことしかないだろう―というものだった」。 他人様との貴重な出会いを導いてくれたのは,ジャーナリストとしての指名と言うよりも,文字通り,好奇心の旺盛さのなせるわざのような気がする。多士済々な面々との出会いは,その度に筑紫の懐を大きく大きくしてくれたようだ。 こんな本を読むと,「わたしの出会ってきた人は,どんな人だったのだろうか」と気になってくる。名前だけでも挙げてみると,少なからず,今の自分を導いてくれたことに気づくだろう。 既に個人となった筑紫の旅の中間報告です。続きを読む
投稿日:2015.05.07
metaller
なんと幅広い人脈なのだろう。筑紫さんのお人柄がわかります。 どれもこれも印象深いエピソード盛りだくさんだが、特に頭に残っているのは、 豊平良顯氏の言葉。 「一方に圧倒的な権力を持つ統治者がいて、他方…に基本的な権利を奪われている被統治者がいる。その双方の言い分を平等に並べて伝えることのどこが公正なのか。圧倒的に弱い立場に新聞が立つことが、この不均衡を少しでも改めることに役立てば、それが公正というものではないか。」 折りしもこれを読み終えた日の週刊金曜日は筑紫哲也さんの特集。続きを読む
投稿日:2013.10.28
dysm3636
新聞、雑誌、テレビと謂う3種類のメディアのなかで、であった人々。それぞれ個性的で時代を築き上げた人々。 筑紫哲也の幅広い人間関係から、戦後の昭和から経済成長の時代そして、混乱の平成までが人との出会いと…交友で語られている。 私個人的には、氏の戦後の沖縄についての携わり方が参考に。続きを読む
投稿日:2013.04.02
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