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田中啓文 / 集英社文庫 (12件のレビュー)
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瞳
竜二くん久しぶり! ようやく4巻目を読了しましたが、梅寿師匠も含め、皆さんとても素敵なキャラクターを持ってますね!自分でも驚くほどすらすらとあっという間に読めて、早く5巻目が読みたい(でもこの物語の世…界観に愛着があるから読み終わりたくない…)という気持ちに駆られました!続きを読む
投稿日:2020.03.26
マッピー
このレビューはネタバレを含みます
目次 ・二人癖 ・仔猫 ・兵庫船(ひょうごぶね) ・皿屋敷 ・猫の忠信 ・鬼あざみ ・牛の丸薬(うしのがんじ) ・ひとり酒盛 松茸芸能を旅出した梅寿一門(の半分)だったけど、今巻無事に手打ちで、全員松茸芸能に復帰することになった。 復帰したって、人のいうことなんか聞きゃしない、やりたい放題の梅寿は変わらない。 やれやれと思いながら振り回される、一門の弟子たち。 梅駆の昔のロック仲間がインディーズデビューしたことがきっかけで、梅駆にも落語のCDをリリースするという話が転がり込む。 弟子に負けたくなんかない梅寿は松茸芸能が出すCD話に一度は乗るが、歌のレコーディングのように、いいところを切り張りした落語のCDを作るということに腹を立て、CD話は流れてしまう。 策を弄して、梅駆のCDに便乗して自分のCDリリースもちゃっかり決めた時、梅寿に人間国宝の話が! 手のひらを返したようにCD製作に乗り出してくる松茸芸能と徹底抗戦する梅寿。 というストーリーは一応あるものの、これはキャラクター小説なので、梅寿がとことん弟子たちに理不尽で、なのに人知れず困っている人たちに救いの手をさしのべているところが、落語の人情話のようで、いいんだなあ。 梅駆は主人公のくせに、どうもパッとしない。 才能はあるのに、本当は落語が好きなのに、稽古に励むということがない。 もしこれが、梅駆の成長物語として書かれたのであれば、全然成長していない失敗作ということになる。 次はいよいよ最終巻。 今度こそ腹をくくって、落語を極めてほしい。
投稿日:2017.06.29
yuyuchi84
梅寿師匠、究極のツンデレじじいだな。笑酔亭梅寿と春桜亭円紫、そりゃ弟子入りするなら、円紫さんでしょう。大阪と東京の違いはあるにせよ…。梅寿師匠の啖呵は胸がすくけどね。竜二は何だかんだ言っても、人が良く…て、心優しい。噺家としてプラスになる素質かな。続きを読む
投稿日:2016.08.31
takep07
シリーズ4作目。 他の人も書いていますが、謎解きはどうなったのかというぐらいに薄まっています。 タイトルどおり物語が「うごく」感じです。 読み始めたらやめられなくなる一種の中毒ですね。 続きが気になり…ます。続きを読む
投稿日:2015.01.25
kautan
シリーズ4作目。謎解きはなくなったが、竜二の成長ぶりが楽しみ。やっと年季明けかあ。これからが大変だね。相変わらずの師匠が素敵!ついつい登場人物を現実の人々と重ね合わせてニヤニヤしてしまう。2013.3
投稿日:2013.03.29
mini0911
落語ブームのはずなのに、なぜか笑酔亭梅寿一門だけは食うや食わずの極貧生活。バイトに明け暮れる竜二も、気がつけば入門三年目、大きな節目を迎えていた。事務所にナイショの闇営業に励んだり、落語CDリリースの…話が転がり込んだり、漫才師の登竜門「M壱」に挑戦したり••••••。芸人としての迷いに直面しながらも、落語の奥深さにますます魅了されていく竜二の成長を描くシリーズ第四弾。続きを読む
投稿日:2012.04.15
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