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篠原千絵 / ベツコミ (1件のレビュー)
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アイネクライネ
このレビューはネタバレを含みます
『蒼の封印』に続いて読んだ、篠原さんの作品。 ミステリーやサスペンスものって、まず何も情報がないところから、見た目だけで犯人を当ててみようとするんですが…犯人だと睨んでた奴の出番がほとんどなくって、いちばん安全圏だと思ってた奴がまさかの犯人でしたョ(-_-;) 鷹士が妹・えりなに宛てた手紙に、「逃げ場所にこの国を選んでよかったと思ってる」(142頁)という一文があるのですが、私はここが特に印象深かったです。 人間って逃げなきゃやってられないこともあって、でも逃げた先で何か掴めたなら、それはそれでいいんじゃないかなと思うのです。鷹士の場合、アルプという友人やシェリフェという恋人ができ、トルコの美しい風景に救われたからこそ、えりなに「いつか 君にこの大地を見せたい」(143頁)という素直な言葉を伝えられたんだと思います。逃げたものと再び向き合う余裕ができたのは、一度逃げてみて、逃げた先(で出会った人たちや環境)に救われたから…みたいな考え方ですかね。 トルコに逃げた鷹士の気持ちと、その気持ちに気付きながらも黙ってたえりなの心を思うと、胸が詰まりますけど…。でも、逃げた先で兄が幸せだったとわかった分、えりなも救われると思います* アルプとえりなは、これから遠距離恋愛なのかな?/// 旅先で恋に落ちるっていうのも、なかなかロマンティックですねv トルコに行ってみたくなりました♪
投稿日:2013.06.15
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