【感想】ウメ子

阿川佐和子 / 小学館
(18件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
6
5
1
0

ブクログレビュー

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  • quality45

    quality45

    このレビューはネタバレを含みます

     幼稚園(もしくは保育園)時代の思い出をまぁ、ここまで しっかりと覚えているなんてまぁ何と記憶力が優れているんだ!と驚きながら読んでいました。  映画「男はつらいよ」でもよく出て来る名セリフ「風の吹くまま気の向くまま」を「風の吹くまま木の向くまま」と思い込んでいた幼少期がとてもおかしかったです。  長い小説が苦手な人もこれなら楽しく読めます。

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    投稿日:2023.10.29

  • コギー

    コギー

    阿川佐和子の初めての小説。
    読みながら、幼き日の思いを彷彿とさせてしまう。ウメ子はきっと、大人になっても、おばあさんになっても、こんな素敵な思い出を忘れずに生きていくのだと思う。

    投稿日:2023.08.18

  • じゅう

    じゅう

    「阿川佐和子」の処女長篇小説『ウメ子』を読みました。

    「檀ふみ」の共著(対談集)『けっこん・せんか』に続き「阿川佐和子」作品です。

    -----story-------------
    ン年前の子ども時代を舞台にした、著者初の長編小説。

    「ウメ子」は変わっている。
    「ウメ子」はふつうの子とちがう。
    初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。
    「ロビンフッド」のような服装に、勇敢な行動。
    「みよ」は、「ウメ子」の魅力に夢中になった。
    そんなある日、謎の紙芝居屋さんが現れ、行方不明だった「ウメ子」の父さんの居場所が・・・。
    人と人が共感で結びついていたあのころ。
    誰もが貧乏で、さげすみもひがみも感じさせなかったあの時代。
    人間関係のむずかしい現代から、懐旧の世界に導かれる。
    人気エッセイストの「阿川佐和子さん」が子ども時代の経験に想を得た、初の長編小説。
    第15回(1999年) 坪田譲治文学賞受賞作品。
    -----------------------

    小学館の雑誌『本の窓』に連載された作品で、「阿川佐和子」が子ども時代の経験に想を得た長篇小説です。

     ■ロビンフッド
     ■ジャングルジム
     ■秘密の部屋
     ■おしおき
     ■紙芝居屋さん
     ■にわか雨
     ■けんか
     ■夢
     ■家出
     ■サーカス小屋
     ■悪口
     ■約束
     ■スーパーウメ子騒動
     ■手紙
     ■流れ星
     ■小さなピエロ
     ■楽屋
     ■ウメ子の反発
     ■お祈り
     ■お見舞い
     ■お父ちゃんの告白
     ■別れ
     ■再会
     ■文庫版あとがき
     ■解説 さばこちゃん 大浦みずき

    登場人物の「みよ」や「ウメ子」等が、生き生きと描かれていて好感の持てる作品でしたが… 児童文学っぽい作品だったので、やや物足りなかったですね、、、

    就学前のことって、ほとんど記憶に残っていませんが… 本作で描かれている、昭和感がたっぷりで懐かしい世界観に浸っていると、少しずつ子どもの頃の思い出が蘇えってくる感じがしました。

    イラストも「阿川佐和子」が描いているようですね、、、

    こんなところにも才能があるとは… 驚きですね。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.25

  • bob-pm

    bob-pm

    阿川佐和子の小説へー、と思って手に取る。こんなこども時代も過ごして見たかったなーと思いつつ、こんなこと考えてたなーと思うところもあり。

    投稿日:2018.12.25

  • より

    より

    図書館で。
    幼稚園児が二人で家出したら家族は心配だろうなあ…

    という訳で。風の又三郎のようなウメ子とそれに巻き込まれる感じの兄妹のお話。それにしてもウメ子のお母さんは何であの町に引っ越してきたんだろう。仕事でもしてたのかな。

    余計なお世話で周りがガタガタしてダメになる感じのウメ子両親ですがまあ元サヤに収まってよかったね、という事なのか。まあウメ子のためには良かったんでしょうが。
    それほど面白いって感じでも面白くないって訳でもなくふうん、という感じで読み終えてしまいました。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.12

  • rei3m

    rei3m

    スープオベラがおもしろかったので、勢い読んでみたが、なんていうか、稚拙。

    少し懐かしい自分の少女時代を思い出させるけれど。ノスタルジーはさほどない。時代のずれなのか??感情移入しにくい。
    阿川女史はやはり、エッセイがおもしろいのだ。続きを読む

    投稿日:2013.12.01

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