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養老孟司 / ちくま学芸文庫 (4件のレビュー)
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gakudaiprof
雑誌「ちくま」への連載をまとめて本にしたらしい。様々な内容が語られており、情報という言葉も多く使われている。写真は性器の発達を示したものである。ジェンダーについての考察が最後であり、ジェンダーと脳の関…係が示されていた。ジェンダーのたとえとしては、男性は女性よりも平均身長が高いといわれている。しかし、ある男性を連れてくると、その男性よりも背が高い女性はいくらでもいるということで実例としている。この例はわかりやすい。続きを読む
投稿日:2024.01.21
ケンコバ
そのことについて考えたことがない人からすればスゲ~って思うかもしれないけど、考えたことがある人からすればめちゃくちゃ普通のことが書いてあると思う
投稿日:2023.12.16
キじばと。。
解剖学者であり、『唯脳論』(ちくま学芸文庫)や『バカの壁』(新潮新書)などで独創的な思索を展開してきた著者が、人間について総合的な考察をおこなっている本です。 「われわれは自分についてなにを知ってい…るのか。それを考えてみたい。それが「人間科学」の基本である」と著者は述べています。ただし著者のいう「人間科学」は、人文科学の領域に限定されるものではなく、自然科学的な知見を大きく取り込んだものです。たとえば著者は、「われわれが知っている世界は脳のなかだけだ」といいます。とはいえ、著者の「人間科学」は、単純に脳科学に還元されるといいきることもむずかしいように思われます。なぜなら著者は、「じゃあ脳の外に世界はないのですか」という質問に対して、「その質問を発するのも脳なら、答えているのも脳なのである」といい、「質問も答えも脳のなか」で「グルグル回し」になると述べています。さらに著者は、脳によって理解される「同一性」が人間社会の「脳化」を推し進め、それによって時間のなかで変化しつづける身体が忘却されてきたという主張にもとづいて文明批評的な議論が展開されていきます。 こうした議論は、『唯脳論』以来著者がくり返し論じてきた主題であり、著者の本をいくつか読んできた読者にはよく知られているのではないかと思います。ただし本書では、「「同じ」と「違う」という世界を、脳は自分で同時に作り出す」ということについて、やや立ち入った考察が展開されており、著者の思想と池田清彦の「構造主義科学論」の近さについて、これまで以上にはっきりした見通しを得ることができたように感じています。続きを読む
投稿日:2023.07.23
小野不一
一冊の本を読んでも感想は人によって異なる。受け取るメッセージも様々だ。ある風景に心を奪われる人もいれば、漫然と見過ごす人もいる。すべての情報は受け手によって解釈され、一つの経典やバイブルから教義を巡っ…て数多くの教団が派生する。その意味から申せば人が人を理解することは不可能だ。不可能という現実を受け入れた上で互いに歩み寄る努力が必要なのだろう。 https://sessendo.blogspot.com/2019/04/blog-post_50.html続きを読む
投稿日:2020.03.04
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