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内田樹, 釈徹宗 / 角川ソフィア文庫 (10件のレビュー)
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dsukesan
難しい。自分にはちと理解が追いつかなかった。 唯一、自分の時間軸を伸ばす、自我を相対化するというところくらいが腑に落ちたか、という感じでした。 ただ、最後の対談で、『決して分かりやすい本じゃない』『1…0年ぐらいかけて読んでほしい』と著者のおふたりが仰られていたので、安心して読了としました。また、人生経験を積んで、いつか読もうと思いまする。続きを読む
投稿日:2021.06.26
まりこ
「倫理」と「常識」がおんなじで、コードを共有しないところで、判断をすることが、陳腐なこと、全く同感した。
投稿日:2019.09.19
chirirekisi
業界では有名なようだけど、①悪いことと知っててすることと、②知らないですることは、どちらが悪いのか、という話は面白かった。当然、①と思いきや、答えは②という話。なぜか。①は悪を改める可能性があるから、…かえって②の方がたちが悪いとのこと。 社会学的には、①は反社会的だけど、②は脱社会的で、②だと話が通じない。続きを読む
投稿日:2013.07.04
cube0229
[2013-01-15] 1回目読了。 学習することの目的は、自己の相対化。 =仏教にいう「空」。 =ニーチェにいう「ニヒリズム」。 それは、知性の「節度」だし、 あるところでは「倫理観」と言い換えら…れ、 つまりは、「宗教的である」ということ。 ■ 印象に残ったところ。 「自己が生まれてくる前から自己という存在は決められている。自己の起源には人間はたどりつけない。」的な部分。 =遅れてくる自己、ここから先には行けない。これを自己の「彼岸」という。 →「語りえぬものは沈黙しなければならない」 確かに。ここから先をどうこう語ることはできない。 それが「知性の節度」。 ■ でも、ここから先に「行くことは」できると思う。 「善悪の彼岸」。 ニーチェはたどりついたでしょ? キリスト教が決めた善悪の価値基準、その先に。 ■ あ、浄土真宗については、 ・その教えが資本主義に不可欠な勤勉な労働意識を育てたというところが印象的。 →マックスウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」参照。 ・そして、仏教の鬼子だということ。続きを読む
投稿日:2013.01.15
ともえりょうのすけ
〜仏教入門から続いて。宗教とは何か、的な論考は楽しく読めたが、浄土真宗自体にはあまり興味がわかず。往復書簡もいいけど、巻末対談のやり取りも楽しい。
投稿日:2012.12.17
hifumi1232001jp
なかなか一回では内容が汲み取れないですが、最後の対談にあったように、仏教ってクール、喜びにも悲しみにも支配されるな、そこにこそ安住がある、植物のように生きろと言っている気がするという釈さんの言葉をひと…まず心にとめておきます。悲しみより、喜びに支配されない態度をととることは難しそうですね。続きを読む
投稿日:2012.08.02
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