【感想】中原の虹(2)

浅田次郎 / 講談社文庫
(56件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
19
26
7
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ブクログレビュー

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  • あおい

    あおい

    色々な人々の視点から中国の歴史が見れるから、変わらずおもしろい。
    西太后と光緒帝の選択・決断は、そうするのかと驚いたけど、すごい。

    また時代が進んでいくから、次も楽しみ。

    投稿日:2023.11.17

  • cinejazz0906

    cinejazz0906

    張作霖や袁世凱ら軍閥が勢力を蓄えつつあった頃、死期を悟った西太后が考え抜いた結論は「清国は私が滅ぼす」ことにあった。 光緒帝(第11代皇帝)は、長い幽閉生活で健康を損ない、正気を失っており、列強諸国は清国の覇権を握るまたとない好機であり、西太后の死を待ち望んでいた。西太后は次の皇帝として指名したのは、わずか3歳の溥儀であった。・・・〝この国では、往古から何よりも大切な大義。天の命令。それさえあれば、この国が列強の植民地になることはなく、四億の民が奴隷にされることもありません。畏くも太后陛下と皇帝陛下は、テレグラムを用いて親しくご相談なされた結果、この大清国はお二方の代でおしまいにしようと、ご聖断なされました・・・〟続きを読む

    投稿日:2023.11.08

  • 鮎

    2巻。蒼穹に出てきたキャラクターが次々と登場してきて面白くなってきました。
    文秀と玲玲が日本で夫婦として暮らしていて、しかも子供まで生まれていて、その子供が復生(フーション)という玲玲の婚約者だったタンストンのあざなで呼ばれていたのが泣けた。
    幽閉されている光緒帝と西太后が通信で会話するシーンに号泣。歴史に疎いのでどこまでが創作でどこまでが史実なのかはわからないけど、浅田次郎の描く西太后像はとても好きだ。愛情深くて強く美しい女性。春児の前でだけは子供みたいな素の顔を見せるところもチャーミングで可愛い。最初はただの暴君にしか思えなかったんだけどな。いつの間にか好きになってしまった。
    そんな西太后がついに身罷る。そして歴史が動いていく。溥儀という聞いたことのある名前が出てきました。いわゆるラストエンペラーというやつ。この壮大な歴史ロマンに触れた感じ、歴史の話は難しいけど、やっぱり面白い!
    2巻は他にも春児と蘭琴の対話など胸熱シーンがてんこ盛りでした。
    西太后を失った清の国はどうなっていくのか。兄弟の再会はあるのか。蒼穹のラストで毛沢東に出会った王逸も今後登場してくるかな。王逸好きなので。楽しみです。
    3巻に続く。
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    投稿日:2023.10.26

  • じょー

    じょー

    壮大だった…!物語が大きく動き、先が気になりすぎて、一気に読んでしまいました。あんな結末になるとは全く想像してなかったから、読んだ後驚きすぎて余韻がすごかった。

    西太后は、世間からはとんでもない悪女として知られているけれど、物語の中では誰よりも国民のためを思う、聡明で慈しみのある人物として描かれていました。ただただ天才としか思えなかった。
    反対に袁世凱は、いい人と思わせといてやっぱり自分のことしか考えられない最低なやつでした。好きになれなかった。今後は改心してくれ。

    日本に亡命したあの2人も出てきて、嬉しくなりました。またいつか活躍して欲しいなー。春児と春雲はもう大活躍だし、大物だし。いつかみんなで再会して欲しい!

    途中でカタカナと漢字だけ、ひらがなだけのページが出てきて、ほんと心くじけて読むのやめようかと思ってしまった。でもそこを乗り越えて最後まで読んで、本当に本当に良かった!
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    投稿日:2023.05.20

  • がまこ

    がまこ

    このレビューはネタバレを含みます

    つらい…。
    歴史上の事実はどうぬるか知ってはいるものの、蒼穹の昴から読み続けた者としてはつらい展開だった。続きももちろん読むけれど。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.02.14

  • わちこ

    わちこ

    2023年2月12日読了。

    面白くなって来た〜!!
    吉永少尉のお母さんが東京で文秀と玲玲夫妻と交友を保っていると知った時の鮮やかなまでの驚きがもう……!
    吉永少尉の亡くなったお父さんが漢学者だったなら、状元で登第した少爺のことを尊敬しないはずなかったんだ……
    ひとまわりも年の違う夫婦だが、柳川夫妻はまるでつがいの小鳥のように仲睦まじかった
    ありがとうございます〜!!!!

    そして2巻の最後まで読みました。慈禧様は少なくとも春児にとっては唯一無二の仏様だった。四億の民の一人である春児にとっては仏様だった。ああ。
    龍が死んでしまったあと、本当にこれからどうなるのだろうという気持ちばかりが焦ります。あと肇国の礼親王ダイシャン様が本当に優しくて大好きになっちゃった。慈禧様を労る方が一人でもいてくれて良かったなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.12

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