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重松清 / 文春文庫 (76件のレビュー)
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ノンストップヒデキ
思わずほろりと来てしまう優しさに溢れる人情物語の数々。 ①新旧のお雛様。自分を想ってくれた亡き母を、懐かしみ慕う娘。そんな彼女も母親になった。②僕のヒーローは、たとえ戦力外通告を受けても、ヒーロー…のままだった。③上京の折の俺のバッグにも。その30年後、母の棺にもポンカン。いずれも旅立ちの時に。④島を出て行く若者達、見送る大人達。これもまた、双方の旅立ち。⑤母は土方に出ていた。土の匂いがした。よもぎが母と自分を繋いてくれた。⑥ジーコロだなんて、変なのと思ったら、電話のダイヤルの音だった。26年前に上京。妻子持ちの44歳になった。⑦沖縄から北海道までの桜の花びらが、毎年届けられるさくら地蔵。⑧突然の借家住まい。隣のおねえさんは、とても優しかった。⑨駅のホームで転落死した男の墓参り。彼は左利きだった。⑩お兄ちゃんの帰郷⑪目には青葉⑫ツバメ記念日 ハッピーエンドを迎える。ただし、はっきりと結論が出るわけではない。フェイドアウトする感じ。ほのぼのとした気持ちになる……話ばかり。作者は、ぽかぽかを使っていた。続きを読む
投稿日:2024.02.10
かき
季節風シリーズで唯一読めていなかった春を漸く読むことができた。 新たな世界へ羽ばたく前の別れの話が多く、切ないながらも優しく書かれていて、あたたかい気持ちになれる本。 重松清の昔話もこの短編集の中の一…遍に収録されており、それも見どころの1つ。続きを読む
投稿日:2024.02.01
わら
ほわっとした、優しい雰囲気がした。 実際にはこんなにも心温まるストーリーを体験する事なんて無いんじゃないかと思うけど、この本を読んで、心がほわっとしたのがなんか嬉しかった。無気力に生きてるとまでは言わ…ないけど、ただ毎日をなんとなくでやり過ごしてる私は、心を使えてないような気がした。 「変わりゆく「四季」の風景と「ひと」の心」 帯に書いてあった言葉が一番響いた気がする。 特に良かったのは、 せいくらべ ツバメ記念日続きを読む
投稿日:2024.01.28
nao
短編集なので、通勤時間に読みやすいなと思って読み始めましたが、、、涙涙で、電車で読むには向いてません。 この作家さんの本は他にも読みましたが、主人公の気持ちや感じ方、考え方が私自身の気持ちと重なり合う…部分が多く、感情移入してしまいます。 この短編集では『目には青葉』という物語が私のお気に入りです。主人公と私自身が似ていて、何度も読んでしまいました。 春らしい素敵なお話がたくさん入っているのでおすすめです。続きを読む
投稿日:2023.11.15
pokke
12のストーリーが収められた「季節風」シリーズの春。どれも重松さんらしい、愛情いっぱいで心温まるストーリーでした。中でも、さくら地蔵とせいくらべが、よかったです。季節にあわせて、次は夏を読んでみようと…思います。続きを読む
投稿日:2023.10.05
黒い☆安息日
このレビューはネタバレを含みます
重松清、四季シリーズの「春」 出会いだったり別れだったり、季節の中でも切り替わりの季節。人生の節目は春ともいわれている。こういう季節だから色々な出来事があって、重松の筆でその人間模様が描かれるのだから間違いないわけで。 「ジーコロ」と「目には青葉」は間違いなく好き。「島小僧」はなんとなく千鳥大吾を思い出す。「せいくらべ」はちょっと卑怯やけど泣ける。 「ツバメ記念日」は考えさせられたなぁ。子供を可愛く思えない夫婦の問題は、個人の資質もあるけど社会環境にもあるってことか。 「子育て支援」って言うけど、育児はもっとプライオリティが高いものでどっちかというと「子育て世代の就業支援」という立ち位置で考えていかないと、少子化は解消されないのかも。
投稿日:2023.08.28
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