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松井孝典 / 集英社新書 (16件のレビュー)
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yokomachi
グローバルな視点で物事を捉えるというレベルを更に超えて地球や人類というレベルでの物事の捉え方から、現在の地球環境変動の要因等について話をしており、まず視点が非常に斬新的。 我々が“自然に帰る”という…言葉を使う時点で、人類は自然ではない生活圏を作り上げているという点。そして、地球誕生から現在に至るまで、狩猟→農耕生活→産業革命という中で、地球の資源を人間が無計画に使った結果が、現在の環境問題につながっている点。非常に考えさせれれる内容です。続きを読む
投稿日:2020.07.24
stratton
地球を一つのシステムとしてとらえ、それを宇宙から俯瞰することによって地球や文明について語った一冊。人間が「生物圏」から分化して「人間圏」を作ったことによって現在のエネルギー問題や人口問題を引き起こした…、など一見すると難しい話を平易な言葉で語っているので、いちいちストンと落ちてくる。また、惑星物理学の第一人者であるという著者は哲学にも相当深く言及していて、その博学ぶりがよく分かる。 ところで、ワタシは以前から、宇宙から地球を俯瞰する機会を持った人類が増えれば、いま地球上で起きている内紛や紛争の多くは消滅するんじゃないか、と真剣に思っている。本書を読んでその思いを新たにした。続きを読む
投稿日:2018.11.18
波瀬龍
【由来】 ・・「プーチン最後の聖戦」からの「グリーンスパン」からのイギリス関連本からの「グローバリズム掲載」からの水野和夫からの萱野からの関連本@amazon。 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・… 【ノート】 ・ 続きを読む
投稿日:2018.10.28
madameassy
養老先生もそうなんだけど、東大の先生ってやっぱりすごいなあ。地球物理学と文明論、哲学までこんなふうにシンクロさせて論じられるとは。目からウロコだった。 でも、私にはまだ読みこなせてない部分がある。もっ…と知識を入れてから改めて読み直したい。つくづく、読書とは筆者との知的格闘技戦だと思った。松井先生のファンになりました。続きを読む
投稿日:2017.04.11
hotwestisland17
宇宙の中の地球、という視点でみたときに地球の事が分かる。 人間も同じで、地球人だけでは人間の事を理解したわけではない。 歴史、科学、天文、色んな切り口で新鮮な情報を得ました。
投稿日:2014.11.30
bax
[ 内容 ] 地球を俯瞰すれば人間が分かる。 惑星物理学の第一人者が、宇宙からの視点で人類の緊急課題を解明する。 [ 目次 ] 第1章 地球を俯瞰する視点(内からの視点では世界は語れない;月の石が教…えてくれたもの;地球はシステムである;地球システム論で文明を定義する) 第2章 文明の変貌と人間論(ゴーギャンはなぜ文明を問うたのか;宇宙観はいかにして変化したか;歴史観を変えた放射性元素の発見;科学の発見は人類に何を及ぼしたのか;「神のつくりし世界」vs「人間世界」;観念的な人間論からの脱却;源デイ哲学はいかにして生まれたか) 第3章 「内部モデル」という宇宙(人と自然を結ぶ認識のメカニズム;内部モデルはいかに共有されるのか;哲学的人間論とは認識論である;科学はなぜ全体を問えないのか;我は外界との関わりの中でつくられる) 第4章 人間圏の未来(「分かる」から「納得する」へ;地球学的人間論を前提として;「均質化」は何を意味するのか;なぜ「拡大」が問題なのか;「3.11」と人間圏の創造;我々は「自然」を知り得たか) 第5章 普遍を探る者として(我々は宇宙をどこまで知り得たのか;我々は地球をどこまで知り得たのか;科学はまだ生命を定義できていない) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]続きを読む
投稿日:2014.10.09
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