【感想】ヒマラヤの風にのって 進行がん、余命3週間の作家が伝えたかったこと

吉村達也 / 角川書店単行本
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 1118masako

    1118masako

    終末期の三週間の著者自身の記録。ご家族、担当医の記録。
    終末期がん患者の緩和ケアの様子、感情が分かる。
    私自身の親友が同じ様な状況で他界し、どんな日々だったかとやり場のない思いでいたところに、この本に出会った。
    文章を書ける、文書に生きた方が、この様な記録を残して下っさったことに、
    感銘します。
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    投稿日:2023.06.05

  • beakmark

    beakmark

    吉村さんの作品はどういう理由で読み始めたか記憶が定かじゃないんだけど、なぜか大学院に入った頃から、つまり十数年前から読んでいる。

    小説作品について言えば、正直ここ数年は惰性で読んでいた感もあるんだけど、それでも今年の春先の吉村さんの訃報には心を痛めた。始まったばかりの新しいシリーズにはそれなりに期待もしていたし。

    吉村さんは自分が死んだという blogエントリをアップしたことで一時ちょっとした話題になったけれど、その裏にあった背景と流れを本書で知ることができました。個人的には吉村さんの死生観自体に完全にアグリーできるわけではないけど、このドキュメントは非常に稀有だしリビング・ウィルの一形態としてためになりました。それと、娘さんとの信頼関係については素直にすごいことだと感じますし、こうありたいな、と思う。

    安らかに、ヒマラヤの風に乗っていただきたい。
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    投稿日:2019.01.20

  • hitoshinakamura

    hitoshinakamura

    全て同意できるわけではないが同じ癌患者として大変ためになり勇気付けられる1冊.俺の前で泣くなという作者の言葉とは裏腹に何度も泣いてしまった,

    投稿日:2016.11.23

  • hosinotuki

    hosinotuki

    本人が手遅れという事を言いたくないとのことだけど,だけどやっぱり思ってしまいます.もう少し早くわからなかったのだろうかと.それにしても,強い人だと思う.

    投稿日:2016.11.20

  • 涼香

    涼香

    まず、最初に、、吉村達也氏のご冥福をお祈りします。

    とても強い絆で結ばれたご家族で、だからこそ強くなれたのかなと思いました。
    病状はとても痛々しく、読んでいてつらくなりました。
    でも、それも伝えたかったことのひとつなのかなと思ったり。。
    図書館で借りて読みましたが、明日にでも書店で購入したいと思います。
    【こころのくすり箱】も読んでみたいと思います。
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    投稿日:2012.12.02

  • bokemaru

    bokemaru

    図書館の新刊コーナーでたまたま見かけ、タイトルを見てびっくり。え、吉村達也さん、亡くなったの??全然知らなかった。
    その場でパラパラと手にしたら止められなくなった。

    進行がんの手遅れ状態で入院、なすすべもなく亡くなられた吉村氏の、壮絶な闘病記(と書いたらご本人に怒られそうだが)。
    その苦しみは想像を絶するもので、決して楽しくも嬉しくもなかったわけだが、深い深いご家族の愛に包まれ、ある意味とても幸せな最期を過ごされたんだなというのがよくわかる。

    評価とかいいとか悪いとか、ありません。
    吉村氏含めご家族の皆様の深い愛と絆に、おこがましいですが星5つつけさせていただきました。
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    投稿日:2012.09.11

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