【感想】ハニー ビター ハニー

加藤千恵 / 集英社文庫
(185件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
32
52
60
18
2

ブクログレビュー

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  • レーズンバターサンド

    レーズンバターサンド

    題名通り甘くて苦いキュンとする短編小説集。高校生〜大学生あたりの若い女性向けな気がする。長編を読んでみたくなりました。

    投稿日:2024.03.17

  • ふう

    ふう

    普段は甘い恋愛小説は苦手。

    だけど、この作品は甘いのに
    〈恋愛〉を過度にエンタメとしてみるのではなく
    それぞれの人が浮かび上がってくるような
    印象がして、共感出来たしすんなり入ってきた。

    甘いけど苦くてずるい、そんな恋をしたことが
    ある方にオススメ
    続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • 楓依

    楓依

    このレビューはネタバレを含みます

    恋とは何か、わたしのそんな疑念にひとつの解答を与えた。恋心は言葉では表せないけれど、確実にそれに近いなにかに触れたのがこの作品だった。あまくて、にがくて、あまい。名詞の甘さがあまったるかったり、あまくなかったり。

    恋なんて、勘違いに等しい。人だまりにいくと、みんな勘違いをしていて、勘違いのおはなしをきくことができる。その物語はどれも苦くて、だけれど裏側にはどこか目を惹きつけられるような甘さがある。
    お菓子は焼き時間を間違えてしまえば、甘かったはずのものがくろこげになってしまう。もしかしたら、あまいとにがいは表裏一体なのかもしれない。甘くなれないと上手に苦くなることもできない、そんな人生。

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    投稿日:2023.12.30

  • 木戸のねこ

    木戸のねこ

    「キュン死に注意報」が発令されるくらい、かわいらしい小説だった!中村航ばりのバカップルの話あり、失恋の話あり…まさに「ハニー・ビター・ハニー」。
    私はバカップルの話が好きだから「甘く響く」が良かった。けどどれもすごく上質な短編だった、ホントに。
    なかでも名言は「ドライブ日和」のなかの「なんでも許せるなんて、恋してないからなんだろうね。(中略)全部許せるなら、愛だよ。」これすごい!
    この人元々は歌人らしい。そっちも読んでみたいな。
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    投稿日:2023.05.04

  • み

    このレビューはネタバレを含みます

    甘く、苦く、そして甘い恋のお話が9編の短編集。
    1編20ページほどで、毎朝通学電車の中で1編〜2編読み進めたが、どのお話も悲しく、寂しく、儚かった。
    続きを想像させるような、余韻を残した終わり方が、いい味を出していた。
    10年以上前の本だけど、今出会えて良かった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.02.02

  • はる

    はる

    北海道出身の作家さん
    9篇も短編が入っているのに
    いわゆるハッピーエンドは一つだけ
    残りは上手くいかない恋たち
    タイトルと、それに呼応したスイーツや食べ物が印象的
    ちょっと辛い気持ちになる
    ちょうどナンバガ聞いてた時に透明少女が出てきた時は驚いた続きを読む

    投稿日:2023.01.30

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