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せきしろ / 新潮社 (17件のレビュー)
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総合評価:
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みずいろゆきだるま
だらだらとした日常や考えが言語化され、どこか親しみを感じる独特な世界。脱力していながら自意識が過剰に鋭い文章たちが散りばめられています。 面白いのだけどインパクトに欠けるためか飽きてきてしまった。妄想…が行き過ぎているのか、置いてけぼりにあうような感じ。共書で書かれている本のほうが面白いような・・・。機会があったらまた他の著書も読もうとは思います。続きを読む
投稿日:2015.05.30
八百
ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく悲しみにある。天国にはユーモアはない〜マーク・トゥエイン〜 「カキフライが無いなら来なかった」で斬れ味鋭い自由律俳句を披露してくれたせきしろ氏に興味が湧き新たな作…品を読んでみた。 これがなかなかそういうわけで玉石混淆下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な創作のオンパレード、狙いは何処だ?何が言いたい?ひょっとしてシュールのつもりか?根底にはレトロに神田川流れてんじゃん!などなどと言いつつも68%くらいは笑わせてもらった。 しかしそこまでしてもらって言うのも申し訳ないのだが私には鶴など助けた覚えはない続きを読む
投稿日:2014.09.29
ウィングたかはし
同郷の、同じ高校出身の方、ということで、1年越し?で「出会った」のは、大阪の市民図書館だった。 心に響いた、というか、子供の頃を思い出させてくれたのは、「グラウンドを通る」と「通学路」だ。 たぶん、同…じ床屋に行っているな。続きを読む
投稿日:2014.07.13
negatebu14
「去年ルノアールで」が面白かったので今作も読んでみました…いやぁ、ひっじょおに良い出来でしたね! 大きな感動とかはないんですけれども、なんでしょう、読み終わった後、ちょっぴしセンチメンタルになるところ…とか…かなり気に入りましたね! ヽ(・ω・)/ズコー 短い短編みたいなのが多々入っています。今回は笑いの要素は少なめなんですけれども、個々の短編にやっぱし「ルノアール」を書いた著者ならではでしょうか、オチをつけたがっているような…そんな終わり方をしてみせますね♪ ヽ(・ω・)/ズコー こうなったらせきしろ氏の著書全部読んでしまおうか! そんなことを思わせてくれた著書でした…おしまい。 ヽ(・ω・)/ズコー続きを読む
投稿日:2013.10.12
yoi520
淡く景色がうつろう郷愁あふれる物語かと思いきや突然予想だにしないオチだったり。世界は自分の意思とは関係なく動いていく。 妄想道みたいな小説も良かったが、こうしたショートショートの方がいかんなく才能が…発揮されている。 素晴らしい。続きを読む
投稿日:2013.01.27
ぱとり
星新一のショートショート集なのか。読み始めて直ぐに感じたのはそんなことだった。しかし、その諧謔があまりに唐突なものであることがもう少し読み進めると見えてくる。唐突過ぎて読むものを置き去りにしてしまうよ…うな。 逡巡は書き手の内に濃密に練られている。そしてそれは嫌悪感を伴いそうになる一瞬手前でさらりと打ち捨てられる。自己を嫌悪することなく、開き直りのように肯定することで、空腹は辛うじて耐えられるものとなる。諄々と吐露される思いは殺風景な四畳半の部屋の中でどこまでも深みを増してはいくが、しかし、その埃臭い深い穴の淵を覗き込もうという気には中々なることができない。 どこかしら、ネットカフェに巣食うものが持て余した時間と思いをキーボードに向かってぶつけて出来上がった文章のようにも見える。そのことが悪いという訳ではないけれど、ここからどこへその思いは出ていくのか、それは見えてこない。はっきりとしない思いが、違和感としていつまでの拭い去れずに残る。ばっさりと切り捨ててしまえばよいのかとも思ってみるが、それはそれで間違っているようにも思える。逡巡は書き手の側にあった筈のものであったのに、いつの間にか読むものの胸に巣食ってしまっている。続きを読む
投稿日:2012.12.02
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