【感想】慈雨の音―流転の海 第六部―(新潮文庫)

宮本輝 / 新潮文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
7
7
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • Jon Jon

    Jon Jon

    第六部まで来ると、少し読み疲れて来た感がある。
    まだ、あと三部もあるので、少し間を空けてから読もうと思う。

    投稿日:2024.06.10

  • たつぼう

    たつぼう

    北朝鮮へ日本人が自ら行くような時代があったのかと、驚いた。市井に根付いた歴史観を学べるのも本書の魅力ではないだろうか。ついに6巻。毎度、面白い。

    投稿日:2024.05.21

  • housoushi

    housoushi

    今回のタイトル『慈雨の音』、筆者あとがきによりますと、”この時代の松坂熊吾一家を取り巻く物語の周辺と細部に、人間への慈しみと言うしかないものが、横溢していたと感じるからである”と、納得。
    いくつもの別離をこの優しい雨が洗い流してくれる、そんな、しっとりとした第6部。

    熊吾一家も何とか再スタートするわけで、ついつい応援してしまうのですよ、脳内で。偶にやらかすと(ノ∀`)アチャーと脳内でAAが浮き出てくるのですよ、ホンマに。こう毎日この世界に入っていますと、俺が松坂熊吾で松坂熊吾が俺で状態で、生き方に影響が出てきそうで怖いです。妻を殴ってはいけませんよ(熊吾さんDV野郎なんで)

    さあ、今夜から第7部。熊吾さんの新しいビジネスの成功をお祈りいたします。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.30

  • dsukesan

    dsukesan

    時代の息吹を感じられる。
    歴史的な経緯を庶民のその時大阪にいた人間として追体験できる。
    生半可な現代史よりもリアル。学問では、知ることのできないもの、知覚できないものを、表現している。文学というフォーマットで表現できるものがあることの実例かも。続きを読む

    投稿日:2023.09.24

  • tomoyasu727

    tomoyasu727

    柳田元雄の元で、3〜4年の期限付き経営者となった熊吾。
    房江は忙しさに追われながらも更年期の症状から解き放たれる。
    伸仁は私立中学に合格し中学生となるが、その成長の遅さに不安を感じた熊吾は伸仁の身体の全てを小谷医師に託す事に。

    一方、熊吾の新事業の援助を約束した亀井周一郎は、社長の後任に据えるはずの義弟の不正が発覚し窮地に。
    そして、末期の癌に罹患している事が判明する。

    援助の当てが外れた熊吾は、
    房江に内緒で自らが忌み嫌っていたエアブローカーに手を染め伸仁の治療費を捻出していたが、やがて大久保五郎という老人から伸仁を保証人として金を借り、小さいながらも中古車販売店・ハゴロモをスタートさせる。

    城崎では、
    ヨネの死によって美恵が大阪へと去り、続いて正澄も千代麿夫婦が引き取り、正澄の祖母・ムメも亡くなる。
    一人になった麻衣子は実の母親と「ちよ熊」を引き継ぐが、やがて連絡が取れなくなる。

    また一方では、
    井草の妻のもたらした、
    海老原太一の詐欺教唆と借金の証拠となる名刺は、熊吾によって観音寺のケンの手に渡るが、海老原太一が衆議院選挙への出馬を決めて程なく、その自死が報道される。

    やがて、一通の郵便が届く。
    中にはたった一枚の名刺が…
    続きを読む

    投稿日:2023.06.10

  • えみほ

    えみほ

    過去の行いが今現在に返ってくる。子や孫に戻ってくる。良い事も悪い事も。
    自分も自分や家族、関係する人々に誠実にありたいと思う。
    全編やはり雨の印象が残る回でした。

    投稿日:2022.05.14

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。