【感想】円高の正体

安達誠司 / 光文社新書
(48件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
5
16
12
5
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • だいちゃん

    だいちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

     円高克服とデフレ脱却には、日銀の適切な金融政策とそれによる予想インフレ率の上昇が必要であるというのが本書のポイント。10年前の民主党時代の本なので、当時の経済状況がいかに酷かったかが読んでて伝わってくる笑
     他にも円安性悪説や97年のバーツ暴落の原因、イギリスがユーロを導入しなかった(出来なかった?)理由なども知れたので面白かった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.03.30

  • fumi19850511

    fumi19850511

    円高は悪で、円安は善ということが知れた(日本経済にとって)。
    後半は難解で流し読みをしてしまった。
    オイオイ経済学部なのに苦笑

    投稿日:2019.04.26

  • bqdqp016

    bqdqp016

    エコノミストによる円高論。日銀が量的緩和(28.8兆円)すれば円高は止まりデフレを脱却できると主張しているが、本書を読んだだけでは本当にそのような展開が可能なのかどうかは疑問。量的緩和をしても金融機関は、それを積極的に投資するとも思えないのだが。前半の基本的説明が冗長すぎる。
    「(外為市場では)実需は1~2割りにすぎず、残りの8~9割が投機」p28
    「神の見えざる手。アダムスミス」p29
    「1992年9月 ポンド危機」
    「(「デフレの正体」について)デフレは、生産年齢人口の減少によって引き起こされている、という説は誤り(他にも生産年齢人口が減少している国があるが、デフレになっていないデータを挙げて(グルジア、モルドバ、ブルガリア))」p180
    「マネタリーベースを150兆円まで拡大すれば円高は止まり、1ドル95円までの円高局面が訪れ、日本経済はデフレから脱却し、2%の名目経済成長が可能になる」p199
    続きを読む

    投稿日:2018.11.12

  • hkobayashi

    hkobayashi

    2012年1月に初版発行の本です。
    円高は悪で、日銀はマネタリーベースを150兆円程度まで拡大すれば円安になりデフレから脱却でき、200兆円まで拡大すれば日本経済は完全に復活する。との主張です。
    今、マネタリーベースは幾らくらいか分かりませんが、日本経済復活のためには日銀が頑張ることが重要であると言うことです。2014年3月現在、結構日銀頑張ってくれたと言えるのではないでしょうか。
    (このくらいやってもらわないと困るという話もありますが。)
    でも2011年の時点でこのストーリーを書いていたということはこの人の論は真を突いてたということでしょうね。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.13

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    2012年刊行。著者はドイツ証券会社経済調査部シニアエコノミスト。金融緩和策派による円高の問題点を理論的・実践的に解説。ただし、国債価格の下落による影響が定性的にも、定量的にも不明瞭。著者に限ったことではなく、金融緩和策論者共通の悪癖だが…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.20

  • hikari1234

    hikari1234

    「金融緩和をして、インフレ方向に持っていくことにより、円安誘導すべきだとの説です。 2月14日に日銀が1%の物価上昇率をめざして金融緩和を続ける事実上の「インフレ目標」を導入した後、円安方向に動いています。安達氏の推論通りに“今のところ”進んでいます。」続きを読む

    投稿日:2015.02.18

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。