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堀井令以知 / 岩波新書 (12件のレビュー)
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kirisutoinochi
フォトリーディング&高速リーディング。 単語をピックアップしてその語源や由来を説明した、エッセーのような感じの本。なるほどと思わされる記述が多々あり。
投稿日:2018.04.09
tagutti
<目次> はじめに ~「私」から 第1章 「どっこいしょ」とは何だろう~「ことばのできかた」 第2章 べそを「かく」、あぐらも「かく」~「ことばと日本文化」 第3章 ことばの広がり、意味の広が…り~「ことばの変化」 第4章 匂いと香りはどう違うか~「ことばの住み分け」 おわりに ~「あなた」へ <内容> 日頃何気なく使っている言葉の意味、由来を解説しつつ、そこから近い言葉や連想することばの意味、由来を考えていく。おじいさんの話を聞いているようなほんわかした時間が過ぎる。そして、「なるほど!」と膝を打つ。そんな本。逗子図書館続きを読む
投稿日:2015.05.17
show5
01.30.2015 読了 日葡辞書さまさま。 一番感心したのは、「おしゃかになる」 町工場において、溶接の「火が強かった」くて失敗したことから釈迦の誕生日につなげる発想に驚いた。
投稿日:2015.01.30
gotshu
きのっぴで読了 おもしろかった。堀井せんせの本なので、うさんくさい語源本よりは信頼がおける。 説が複数あれば紹介するし、著者の推測は推測とわかるように説明する。けれど、正直無理があるような推測も多い。… 一節一節が短いのでしょうがないかもしれない。 基本的には日本語の話なのに、突然イーリアスへの言及が出てくるのが流石といったところ。 はじめとおわりが、それぞれ「私から」「あなたへ」なのがオシャレ。続きを読む
投稿日:2014.03.03
libissan317
(安田淳先生おすすめ) 私たちが、「当たり前」のように使っている「どっこいしょ」「ヤバイ」「けしかける」などのような言葉の成り立ちを解説したものである。辞書ならば、まず調べる言葉を決めなければならな…いが、この本はどこから読み始めても、最後まで読み進めなくとも、どにかくおもしろい。「黄昏」が「誰そ彼」とは。目から鱗かも。 http://opac.rku.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB40049416&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB続きを読む
投稿日:2013.03.18
Yoshi
「けんもほろろ」「へなちょこ」「てんやわんや」など、ものすごく古いわけではない、中世から江戸時代くらいに成立したことばの由来が、丁寧な日本語で解説してある。1600年頃に出版された、日本語をポルトガル…語で解説した『日葡辞書』という辞書がある。それを見れば、当時の日本語の使われ方が分かるというのが面白い。 本書に登場するトリビアをいくつか。 ・正月三が日だけ使われる「正月ことば」がある地域がある。例えば、ネズミは「嫁が君」、天狗は「モノモノサン」などという。もし、間違えて普通の言葉を使ってしまったら、「水、水、水」と唱えれば取り消すことができる。 ・今日、明日、明後日の次の日を「しあさって」(四アサッテ)というのは東京中央部と西日本で、東日本では「やのあさって」という。「しあさって」の次の日は、東京中央部では「やのあさって」だが、西日本では「ごあさって」(五アサッテ)という。 ・「虹」と「ウナギ」は語源が同じで、どちらも「主」(ぬし)ということばと関係がある。南西諸島では、「ニジ」は青大将のことをさす。 ・へちまは、もともと「イトウリ」(糸瓜)といった。それが、上の一文字が略されてトウリになった。「と」はいろは歌の「へ」と「ち」の間にあるので、「ヘとチの間」で「へちま」になった。 ・「くしゃみ」とは「クソハメ」(糞食め)であり、「糞食らえ」という意味である。もとは呪いのことばであり、英語でくしゃみをした人に"Bless you!"と言うのと同じである。続きを読む
投稿日:2012.01.15
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