【感想】ロリータ℃の素敵な冒険

大塚英志 / 徳間デュアル文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • ささかま

    ささかま

    20年ぶりくらいにサイコ関連の書籍を読み直している。ゼロ年代文学的な文章が肌にあってするする読めてしまうのでそのことがちょっと怖い。
    大江公彦が「彼」をモデルにしていることに、この話でようやく気がついた。続きを読む

    投稿日:2022.05.21

  • チコ

    チコ

    「父親はどうしたんだい? 今も愛人をはらませ続けているのかい?」
    「自殺しました」
    「それは良かった」
     他人に迷惑をかける人間が自ら死ぬことは唯一そいつにできる正しいことだというのが西園伸二の信条なので、心からそう言った。

    このセリフが、妙に残って仕方がない。
    ℃が羨ましいよ。
    続きを読む

    投稿日:2009.02.14

  • 雨宮 裕之

    雨宮 裕之

    少女は歌う、七つの声で。彼女のこの街での名はロリータ℃。本当の名前?誰もが多重人格者として生きる時代に何の意味がある?これは、少女が成長し、世界と出会う物語。そして西園伸二―時に多重人格探偵・雨宮一彦と呼ばれている男の物語でもある。「雨宮一彦を殺してよ…」。℃を通じて西園に舞い込んだ殺人依頼。西園は、いったい誰を殺すのか?小説版『多重人格探偵サイコ』三部作に先立ち「ザ・スニーカー」誌上に「サイコ3」(サイコ・キューブ)の題名で掲載された幻の第一作、初の文庫化。

    漫画のアナザーストーリーと考えるもよし。ロリータ℃=伊園美和と考えてもよし。俺は前者であり後者であると考えていますが。
    麒麟がいいキャラになってます。
    続きを読む

    投稿日:2008.01.07

  • 水騎

    水騎

    西園伸二がてんこ盛り。
    こんな性格なのか!とビックリしましたが、やっぱ格好いいもんはかっこいいよ!

    投稿日:2007.07.08

  • 狼

    犬彦でたー!出るとは思ってなかったので嬉しい!ロリータ℃がメインかと思ってたけど、最後は麒麟で締め。また世代ネタです。いつもの如く。

    投稿日:2006.12.28

  • 朱里

    朱里

    表紙がキュートだったのと、ペラペラとめくったときの文章の印象が非常に自分好みだったので衝動買い。
     
    ネットだの盗聴だの多重人格だの、使ってる材料はすごいんだけど、内容の筋がどうも見えない。出っぱなしで消えちゃうキャラはいるし、何だったの?というエピソードもある。確かに要らないエピソードは一つもないけれど、それにしたってもっとちゃんとまとまりが欲しかった。読み終わったとき、「なんかカッコよさげな材料使ってるけど、で、一体何?」っていう気持ちが残ってしまう。
     
    キャラは魅力的。特にロリータ℃がすごくいい。
     
    個人的な話。麒麟は読み進めば読み進めるほどむかつく女だ。最後の方なんかもう目も当てられない。だけどよくよく考えれば彼女は限りなく私に近いな、と思った。
    続きを読む

    投稿日:2006.02.01

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