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鴻巣友季子 / 新潮新書 (8件のレビュー)
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かおるひめ
明治大正期の名&迷翻訳家14人とその主要作品を紹介。 経歴の紹介はあっさりとしたものですが、 それよりも翻訳家としての悲喜こもごもに重点が充てられています。 著者自身も翻訳家であることからの、想いと感…情が入り混じり、 エッセイ的な色合いが濃い感じの文章です。 一字入魂の森田思軒、絶妙の会話文の若松賤子、 荒業師な黒沼涙香、古きパリへの憧憬を窺わせる永井荷風、 翻訳者としての想い爆発な内田魯庵、発禁と伏せ字、邦題の謎、 ノベライゼーション・・・等々、明治大正期の彼らの挑戦が 楽しく語られています。 引用文献・参考文献も豊富。さすがに当時の文献は大変そう。続きを読む
投稿日:2018.07.20
kun92
いや、すみません、借りたおれが悪かった。 こういうのに興味ある人には面白いんじゃないかな。 なんつうか、文章読本的なものは好きなのだけど、よく判りません。
投稿日:2015.07.09
NORIS
開国以来西洋に追いつけ追い越せという使命感から花開いた翻訳文化、朝ドラで話題の村岡花子がうまれた明治20年代は、ロシア文学の二葉亭四迷、ドイツ文学の森鷗外、英文学の森田思軒がそろい、若松賤子や小金井美…恵子といった女性翻訳家の草分けも現れ、新しい文学の流れ、文体、翻訳方法などが登場した豊かな時代だった。14人14作品を紹介しながら、当時の翻訳の世界の状況や今も昔も変わらない翻訳家の喜怒哀楽や仕事ぶりに迫る楽しい一冊。続きを読む
投稿日:2014.07.20
キリト
子どもの頃愛読していた世界文学全集の名作たちは実は原作そのものじゃなかったかもしれない…という不安が芽生えた。特に黒岩涙香先生は容赦ないことがわかった。
投稿日:2013.06.18
Rikki
さらっと読みました。おもしろかったのですが、かといって、本書に載っている明治大正時代の翻訳本をわざわざ読みたい、というほどのことでもありません。
投稿日:2013.05.25
アヴォカド
翻訳の初期のあれやこれやが、まとめて読めるし、読み易い。 「日本文学(の言語)は最近まで、明治20年代にインストールした外国文学のソフトウェアでずっとやってきた」…という話がでてくるけれど、ナルホド…と思いますね。続きを読む
投稿日:2011.06.23
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