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東直己 / 光文社文庫 (6件のレビュー)
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総合評価:
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masatora4
共通したコンセプトはなく、発表した作品を集めた短編集という印象。読後がスッキリしないものもあり。「作り話」「責任」が良かった。
投稿日:2019.03.22
亮
短篇集。 全編通して、幼少期の体験が良くも悪くも多分にその後の人生に影響を及ぼすことが表されている。その振れ具合が極端ではあるけども。 男の愚かさとしょうもなさを素敵に綴った一冊でした。 とは言…え、一篇それぞれの凝縮具合は非常に濃厚だ。 読んでて、耳が痛くなるというか。痛切。 ジュブナイル的なラストの一話が、東氏らしくなくて新鮮だったな。続きを読む
投稿日:2018.06.02
halfcat32
娘が被害者となった傷害事件の裁判。証人として法廷に立つ父親は、いつしか加害者の男性に肩入れしている自分に気づく(『立ち向かう者』)。卑猥語の連発に絡み酒。最近、酔い方が酷くなった地方局の人気アナウンサ…ーは、内心に鬱屈を抱えていた。人生の曲がり角で思い切った決断をする彼だったが…(『悪酔い男』)ほか、人生の断片を鮮やかに切り取った傑作全七編を収録。続きを読む
投稿日:2014.12.29
Bookrium
東氏は見て見ぬ振りをするのが普通であるような人間のイヤなところを、そのままハッキリと書いてしまうのが特徴の1つだと思っています。ススキノの便利屋シリーズなら「俺」の正義感とユーモアで帳消しになるところ…が、本書では救いがないので読後感が非常に悪いです。 別の解釈もあるかもしれませんが、私は好きになれない1冊でした。続きを読む
投稿日:2012.08.22
swallow31
短編集。 冒頭の「立ち向かう者たち」の 主人公に共感してしまった。 何かコトが起こるとこぞって被害者の立場から 加害者を糾弾するマスコミ報道ばかりの中で こういう視線や立場からものが見れるって いいな…ぁと思った。 「疑惑」には誰もが嫌悪してしまう女が出てくるけど その後に「責任」を持ってくるところが良かった。続きを読む
投稿日:2012.04.28
雀宮
東さん、路線変更したの?と最初に思った。ススキノシリーズとかが好きな人が手に取ると、この本は少し肩すかしかも。
投稿日:2012.03.01
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