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夏見正隆 / 徳間文庫 (4件のレビュー)
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teshiigogo
主権在民党という傀儡政権が与党となって国家崩壊を企図するが、空自がそれを食い止めるという設定のシリーズ。本書では、天才肌の女性イーグルドライバー鏡黒羽が、売れっ子タレントの一卵性の双子、鏡露羽と間違わ…れ北朝鮮行きのチャーター機に拉致されるとこから、ストーリーが展開する。夏見氏の初期の作品であり、プロットも仕掛けも今一つである。今回は、もう一人の女性イーグルドライバーである漆沢美砂生は幹部研修で登場しない。敵役の人物描写がプアでストーリーに緊迫感が出てこない。続きを読む
投稿日:2014.11.29
dai10gto
自衛隊小説というより鏡黒羽の冴えるアクション小説に仕上がっている。これで完結というのはシリーズを通しての読者にとっては、消化不良気味に感じる。登場人物の関係性も変わりはじめて、新たなステージを感じさせ…るものだっただけに、寂しく感じるだけかもしれないが。いつか、「帰ってきたスクランブル」みたいな形で新シリーズが立ち上がるという淡い期待をしています。続きを読む
投稿日:2011.01.30
diver0620
帯にはシリーズ完結編の文字。もと女優の天才的パイロットの鏡黒羽が、双子の妹と間違えて北朝鮮首領への貢ぎ物として拉致されてしまう。NGOによる青少年平和訪問団、ワクチンの輸送を隠れ蓑にした、現金と「貢ぎ…物」をのせた旅客機が舞台。追ってくる攻撃ヘリ、戦闘機をかいくぐって、北朝鮮からどのように脱出してくるかが現役パイロットの著者によってマニアックにかつリアルに描かれます。また、海保のビデオ流出を下敷きにしたエピソードも盛り込んであり、まさに緊急で書き上げたんでしょうねぇ。今回の主役は予想通り鏡 黒羽。悩める風谷の出番はほとんどなし・・・悩みもだえながらこれからも国を守るため損な役回りを引き受けて行くのでしょう。ラストで理不尽な首相命令にも自衛隊は「規定」通り対処する、このひねった感覚に、思わず苦笑い。手放しでは喜べないエンディングにも、やっぱり今の憲法第9条と自衛隊法について考えさせされてしまいます。続きを読む
投稿日:2011.01.13
kazu19
夏見さんのイーグルシリーズの新刊です。 今回は、展開的には、少し今までのシリーズと違うかもしれませんが、鏡の妹と対極にある鏡の冷静さを描きつつも、責任感が強いというその微妙な心遣いが見てとれます。 戦…闘機アクションが好きな人にはやっぱりお薦めです!続きを読む
投稿日:2011.01.07
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