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水上悟志 / 月刊コミックブレイド (4件のレビュー)
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タカツテム
山戸猛によって設けられた無の民と千夜による会議の場 でも、そもそも無の民は打つ手が無くなったから未来の霊的特異点に救いを求めた。こんな会議で新たな救いが見つかるわけがない。でも、こうした状況は漫画的な…展開なら、ふとした発言から事態解明の道が見えたりするものだけど…… まさかの八卦猫があっさり看破しますか。確かに八卦猫の見識は誰よりも上だけども(笑) ただ、八卦猫が提示した真実は到底救いとは言えないもの これまで運命を良いように使ってきたから本物の自然によって駆逐される。回避するには為すがままに任せなければならない。あまりに残酷な救済の道 真実を知った無の民の対応は二手に分かれたのだけど、救いが有るならそれに従うのも正しいのだろうし、残酷であるなら抗うのもまた正しい 何とも言えない結末になってしまったね…… 最終決戦が終わった戦場で描かれるのは戦いの中では触れる余裕が無かった幾つかについて あのムドがなぁ……。力を求めて暴走を繰り返すような彼が戦いの最中においては自分の役割を優先し、終われば礼節と心を尽くして道錬に感謝を捧げる 本当に彼は彼を導くに相応しい師に出会った事でその生は大きく変わったと言えるのだろうね そして力を求めて多くの変異を重ねてしまった千夜が選んだのは別離の道だったのだけど、千夜の気持ちなんてお構いなしに拘束する真介に笑ってしまった 一応シリアスな空気だったのに……(笑) 別離の道を選ぼうとした千夜の悩みはどこか無の民の選択に似た部分が有るような気がした 無の民は大いなる力による反動を受け入れて小規模な滅びを迎えるか、受け入れず無限の探求を続けるかという道を迫られた 千夜の前にある道も、変質し続ける力を受け入れて化け物になるまで皆と一緒に居るか、皆に自分が自分でなくなる姿を見せないために身を隠すかというどちらにしても苦しみが存在するもの でも、無の民と決定的に異なるのはそんな千夜を支えたいと思う者達が沢山居るという点。月湖達が居る限り、千夜が別離の道を選ぶ必要なんて本来ない だから千夜が本当に立ち向かわなければならないのは別の問題 千夜は誘拐された月湖を救った頃から月湖への好意を自覚していた。それをおくびにも出さなかったのは偏に彼女の父を殺した罪悪感、そしてそれこそが自分が持つバケモノだという恐れが有ったから…… 身体も大きくなり様々な経験を積んだ千夜にしてもどうしようもない自身の内に巣食うバケモノ。それを癒やすのもまた月湖の役割であったのは良いね そして遂に明確な形をとった千夜の本当になりたいもの、「全てを救う者」という在り方が自身にすら救いの手を差し伸べる光景は感動的 千夜が最後に救うべき山戸迅火。千本妖狐と千手の千夜 最終決戦の後の本当の最終決戦が遂に始まったね続きを読む
投稿日:2021.07.17
haluqulq
完結が近いから盛り上がること盛り上がること。 次が楽しみで仕方ないけど、終わるのはさみしいけど、複雑だ。
投稿日:2018.10.27
しろかぎ
そうだな、すべてを…迅火を救うというのであれば、まずは自分が幸せでなくてはならないな。 というわけで、いよいよ千夜vs迅火へ。たまの活躍に期待している。 しかし無の民の彼が探すのもまた「全てを救う方法…」だというのが…ううん、いろいろと期待させられてしまうぜ。続きを読む
投稿日:2016.02.11
ヤマスカ
戦国時代舞台にした、妖怪バトルマンガも、後1巻ですって……。 自分たちの運命から逃れるために、運命を変え続けてきた無の民が、自分たちの運命を受け入れる、と言うより、自分自身の運命を受け入れ信じ立ち向か…うように、と。 3人組の力関係がこれまでの印象と違って意外だったりしたけどまあ。 そんで!ですよ。 月湖ちゃんの「責任取って」ですよ! 責任取れよ千夜!! さて、この多くと共にあるもの、が2部最初の雪山とどう繋がるのかしらね。 楽しみです。続きを読む
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